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ワンダーストラック<2017>

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1977年ミネソタ、母親を事故で失った少年・ベン(オークス・フェグリー)は、母の部屋で父親に関する物を探していたところ、落雷で耳が聞こえなくなってしまう。
それでも「ワンダーストラック」という本と、そこにはさまれたしおりを手がかりに単身ニューヨークへむかう。

1927年ニュージャージー、厳格な父親と暮らす耳の不自由な少女・ローズ(ミリセント・シモンズ)は憧れの女優・リリアン(ジュリアン・ムーア)が出演する舞台をみるため、ひとりでニューヨークへ向かう。

異なる時代の2人の物語がどうつながっていくのか、最後まで目が離せないストーリーでした。
とはいうものの、それほど衝撃の!という展開でもなく、もっとすごいの期待してたわーなんて意見もネットにはちらほらと。

ワタシはというと、ストーリーを補ってあまりある演出にワクワクが止まらなかったのでした。
「ヒューゴの不思議な発明」と同じ人が原作なんだけど、こどもにまつわる話だからちょっと児童文学ぽいというか、もどかしいところがある作品だったから好き嫌いがあるのかなぁ。

それはともかくベンとローズを演じたふたりがさいこう。
ローズのミリセントは本当に聴覚障害があるそうで、とにかく表情がすごく良くて感動的でした。

ローズのエピソードは白黒、ベンの時代はカラーでえがかれていたのも面白かったし、耳が不自由な2人が主役なので時々音が聞こえなくなったり、耳鳴りがしたりという場面もリアルでした。

あと大事なポイントとしてはやはり、ニューヨークの自然史博物館。「ワンダーストラック」という本は博物館の展示にまつわるもので、ベンもローズもそれぞれの時代で博物館に向かうのです。
メインの展示は映画オリジナルのものだと思うけど、良かったなー。棚にギュッと様々なアイテムを詰め込んでるなんてステキすぎです。
「ナイトミュージアム」でもおなじみの博物館だけど、この作品を観たらほんとに一度行ってみたくなりましたよ。

エンドクレジットでは、ベンのお母さんがレコードで聞いていたデビット・ボウイの「スペース・オディティ」を子供たちが歌うバージョンが流れてじーんときました。
そしてこの春、この曲から始まる別の作品を観たのでして。つづく。

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by hobomovie | 2018-04-22 10:24 | 外国映画 | Comments(0)

シェイプ・オブ・ウォーター<2017>

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「パンズ・ラビリンス」で度肝を抜かれてから、はや10年以上たっておりましたか。
メキシコ出身の奇才、ギレルモ・デル・トロ監督がアカデミー賞をとった記念すべき作品。「パシフィック・リム」「ダークフェアリー」「クリムゾンピーク」なんかも観ておりましたが、帰ってきたデル・トロ節!と喜ばしい作品でした。

1960年代アメリカを舞台に、政府の機密期間で清掃員として働く女性・イライザと、そこに研究対象として運び込まれた半魚人とのラブストーリー。
必ず劇場に観に行くつもりだったので予備知識はあまり仕入れないようにして、この設定だけであれこれ想像をめぐらせていたわけですが、まぁどう考えてもハッピーな方向にはいかないでございますよね。
「シザーハンズ」しかり「美女と野獣」しかり、いわゆるモンスターと人間の恋愛ものは、周りの人間たちに恐れられ、うとまれ、攻撃されるのが常ですもんね。

半魚人のプロジェクトを担当するため軍から派遣されたストリックランドが登場した時には、「パンズ~」におけるビダル大尉を思い出して絶望的になったものでした。

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(ビダル大尉!マジかんべん!)

盲目的に攻撃的なキャラクターを描かせたら、天下一品ですよねー。すでに痛いって言ってるものを、さらにガンガン痛くするのも得意ですよねー。目をそむけてしまうようなシーンも多々ありましたですよ。

アカデミー賞を受賞したくらいだから、なんとなく高尚な感じっていうかアートな感じっていうか、一般ウケするような作品になってるのかなーなんて思ってましたが、監督の好きな世界を追及していて実にあっぱれでございました。
これなら「パンズ~」でとっても良かったんじゃないかと思いますが、古き良きアメリカが舞台なのと、ラブストーリーだったのが今回の勝因でしょうか。とにかくめでたし。

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by hobomovie | 2018-04-01 22:21 | 外国映画 | Comments(0)

パディントン2<2017>

モフモフの英国紳士、くまのパディントンが帰ってきました!松坂桃李くんによる吹き替えも相変わらずかわいかったよ!

前作でペルーからやってきたパディントンは、ロンドンで暮らすブラウン家の一員として幸せに暮らしている。
ペルーで暮らすおばさんの誕生日プレゼントとして、グルーバーさんのアンティークショップでみつけた飛びだす絵本を贈るためにアルバイトに精をだしたり。
ところがその絵本が宝物の隠し場所を示す手がかりとなっていたために、パディントンとブラウン一家は大きな事件に巻き込まれることに。

前作のニコール・キッドマンに続き、今回はヒュー・グラントが全力で悪役を演じていて面白かったです。エンディングまでしっかり楽しませていただきましたよ。
物語のカギとなる飛び出す絵本にはロンドンの名所が描かれているので、これまた前作同様ロンドンの風景も楽しめる作品でございました。

もともと児童文学だし子供向けなストーリー展開ではあるんだけど、先に挙げた名演技やロンドンの風景に加え、ハラハラするアクションやCGで描かれたパディントンのクオリティの高さもあり、前作に引き続き大人も十分に楽しめる作品でございました。

俳優陣では、イギリスが舞台なのでハリー・ポッターのメンバーがちらほら出てたのもうれしかったですな。前作から出てるグルーバーさんはスラグホーン先生で、囚人のナックルズさんはマッドアイムーディでございました。

そんでもって、パディントンのおじさん・おばさんのエピソードに弱いワタシは、またしても泣かされてしまったのでした。

パンフレットの表紙は、ひとつだけマーマレードのついた足跡になっていてかわいいです。

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by hobomovie | 2018-03-03 21:55 | 外国映画 | Comments(0)

ゴッホ 最期の手紙<2017>

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日本人が大好きな画家のひとりである、ゴッホ。
もちろんワタシもヒマワリの絵を始めとしていくつかの作品を知っているけど、暗~い絵も多いし、自分で耳を切り落としたり最終的には自殺だったような記憶もあったし、かなり不幸な人生をおくって人だったよなぁという印象でした。

オランダで生まれたゴッホは牧師や画商などを経て27歳で画家をめざし、37歳でなくなるまで10年という短い活動期間でした。
パリへ移り住んだあとアルルで芸術家たちの共同体を作ろうとするも失敗、精神を病んで自分の耳を切り落としたという有名なエピソードはこの頃。
その後サン・レミで療養したのちオーヴェール・シュル・オワーズで数か月すごすうちに亡くなります。

映画はゴッホの死後、友人だった郵便配達夫ジョゼフが息子アルマンに一通の手紙を託すところから始まります。
それはゴッホが生前弟に宛てて書いた手紙で、それを届けるためアルマンはゴッホの人生をたどることになります。

もともとゴッホの人生そのものがドラマチックなところにもってきて、現在と過去が交錯するストーリー展開に思いきりひきこまれましたね。

そしてそして、この映画の最大の魅力は125名の画家がゴッホのタッチをまねて描いた62450枚の絵と、実際に俳優が演じた映像を融合させているところ!
ゴッホの数々の作品が動き出したように作られていて、本当になにをどうやってるんだかわけがわからなくなってしまう状況でした。まーじーでースバラシイ映像です。いったいどれほどの時間がかかったんでしょうねぇ。

映画を観続けていると、ゴッホが見ていたのはこんな世界だったのかと実感すると同時に、それはどれだけつらいことだったかと思うわけです。
もっとお金に余裕があったら、アルルでの共同生活がうまくいってたら、精神疾患がなかったら、彼はもっと長生きしてたくさんの作品を生み出していたのでは?そのぶん、生み出されなかった作品もあったかもしれないけど。

ゴッホは自殺したというのが定説のようですが、その死に不明な点が多いというのはこの映画で初めて知りました。うーん、謎ですなぁ。

映画がすばらしかったので、京都へやってきたゴッホ展も見に行ってきました。

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ゴッホが愛した浮世絵と関連づけた展示では、彼がアルルを日本のように素晴らしいところだと感じていたところに切なくなりました。
展覧会の最後にあった「ポプラ林の中の二人」は亡くなった年にかかれた作品で、ワタシは初めてみた作品だったけど(ていうか日本初公開だった)映画から始まったワタシなりのゴッホの旅で一番印象深い絵になりました。

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by hobomovie | 2018-02-12 22:07 | 外国映画 | Comments(0)

スター・ウォーズ 最後のジェダイ<2017>

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スターウォーズ エピソード7~9のうち、真ん中の「8」がやってきました。間に「ローグ・ワン」をはさみつつ。
スピンオフ的には、ハリソン・フォードが演じたハン・ソロの若い頃のエピソードがこれから映画化されるらしく、スターウォーズも次の「9」で終わっちゃうのかぁとさみしく感じていた者にはこれまた楽しみでございます。

さて今回は、フォースの力を秘めた少女レイがルーク・スカイウォーカーに出会い、様々な出来事を経て成長していくという、かつてルークが歩んだ道を追っているような展開です。
ハン・ソロとレイア姫の息子カイロ・レンはダークサイドにおちたもののレイとの出会いによって迷いが生じ、これまたかつてダース・ベイダーが歩んだ道のよう。
結局のところ、強大な力を得た主人公が成長していくさまと、その力をどのように使うのか、良い方向なのか悪い方向なのか。でもその「良い」「悪い」は誰が決めたことなのか。そういったテーマが繰り返されるのがスターウォーズなのでございます。

ルークがなかなかレイにジェダイとしての訓練をしてくれなかったくだりも、ルークの師匠であるヨーダも最初そうだったなぁと懐かしく思い出しておりました。歴史は繰り返すのじゃ。

フォースの力は親から受け継ぐDNAのような要素もあるようなので、レイの出生が気になるところですが今回も謎のままでしたね。ルークの子どもかと思ったんだけどなぁ。思えば後のダースベイダーであるアナキン少年の父はどんな人物なのかってのもエピソード1では特に明かされなかったし、これはこのままいくんでしょうかね。それとも「9」で明らかになるのか。

レジスタンスの整備士役でアジア系の女性が登場したんですが、まぁ~これが天童よしみって感じのお方でして。親近感があっていいっちゃいいんだけど、もうちょっとこう…かっこいい人にしてほしかった気もする。

ベニチオ・デル・トロが出るらしいという噂を聞いていたので楽しみにしてましたが、なかなかニクイ役どころでしたね。最後には助けに来てくれると思ってたのに!裏切られたぜ!

今回はTOHOで初めてIMAXで観たんですが、なかなか迫力があって楽しかったです。こういう作品にはもってこいですね。
アベンジャーズの新作予告編がIMAX仕様になっていて、一瞬この映画観に来たんだっけ?と思ってしまうほどのクオリティでした。ドクターストレンジとガーディアンズも加わってくるようで、楽しみです。

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by hobomovie | 2018-01-27 22:45 | 外国映画 | Comments(0)

ポーランドへいってきました その4

いやはや~うかうかしてたら2017年も暮れておりますよ。
ポーランドへ行ったのが1月だったので、1年近くたってしまいました。

海外旅行へ行くと「食べ物はどうだった?」とよくきかれますが、
ポーランドは食べ物のイメージがわかないからか、特によくきかれた気がします。

ワタシも行ってみるまでどんなもんだか?と思っていたのですが、
結果はどれもおいしかったでーす。
というわけで、食べ物の話を少し。

80年代まで社会主義国だったせいもあってか、いわゆるチェーン店が少なく
ポーランド独自と思われるお店が多くて、おもしろかったです。
ホテル近くのコンビニには毎日お世話になりました。
クラクフのあちこちで見たコンビニでした。セブンイレブンとかは全く無かったような気がするなぁ。
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初日にガイドツアーを申し込んでいた ので、ガイドさんにおすすめのお店を色々きいて、
レストランはだいたいそのお店に行きました。

宿泊したホテルでは地下にレストランがあって、毎朝朝食を食べにおりていました。

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ガイドさんにもポーランドの人はパンとチーズが大好きと聞いていたけど、
ハムソーセージ類も含めすごく種類が多くて、毎朝楽しめました。
何度か買い物に行ったカルフールでも、乳製品の棚がすごく大きかったです。
ワタシ、1週間くらいなら日本食なしでも全然オッケー。

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クラクフはヨーロッパで一番古い大学があるような学生街でもあるので、
セルフサービスのリーズナブルな飲食店がいろいろあって、名物のピエロギを食べに行きました。

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かわいい内装のお店で、店員のお姉さんも花冠かぶったりなんかしてたんだけど、
愛想は全然よくないし、座って他のスタッフの男の子とずっとしゃべってるし、
売り物とおぼしきスープを飲んでるし、日本ではありえないよなーと思いながら見てました。
でも、日本は少しサービス過多な部分もあるし、安いお店ではそれくらいのサービスでも
別にいいよな、と思いながらピエロギをおいしくいただきました。
ピエロギとは水餃子のような食べ物で、具はいろいろです。
ワタシはザワークラウト入りにしました。

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ちなみに翌日行った美術館のカフェでも店員さんはずっとコーヒー飲みながら本を読んでいて、
学生アルバイトならこんなもんでもいいでしょーと改めて思ったのでした。

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ヴァヴェル城近くのちゃんとしたレストランで、ちゃんとしたポーランド料理も食べてみました。

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ザワークラウトのスープと牛肉料理を頼もうと思ったら、今日は鹿肉がおすすめですよ、
と言われたのでそっちにしました。
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どれもうまーい。食器もステキで、デザートも良かったです。
サービスで前菜もつけてくれて、いいお店でございました。

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カジミエシュ地区でランチに入ったレストランは家族で切り盛りしているらしきアットホームなお店で、
内装が赤と白のギンガムチェックをメインにしていて、お父さんと息子さんは白いシャツ、
お母さんと娘さんはボーダーシャツと服もかわいかったです。

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美人の看板娘を激写する勇気のなかったワタシ。

お店で食べる人も多かったけど、持ち帰りのお客さんもひっきりなしに来ていて、
人気のお店でした。

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じゃがいもを揚げたものにビーフストロガノフみたいのをかけたものがものすごくおいしくて、
今すぐまた食べたいくらいです。

てな具合にあれこれおいしいものを食べたので、旅行のあとポーランド料理屋さんってどこかにあるのかなーとネットで調べてみたけど、日本にほとんどないことが判明。残念です。

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by hobomovie | 2017-12-30 22:54 | 日々のこと | Comments(0)

ダンケルク<2017>


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「インセプション」や「ダークナイト」シリーズなど、毎回印象的な映像世界をみせてくれるクリストファー・ノーランが第二次世界大戦ものを撮るってことで楽しみにしていました。
そういうSFもののイメージが強い監督ですが、実話ベースの作品やいかに。

舞台は1940年。
フランスのダンケルク港に追い詰められ、周りをドイツ軍に取り囲まれた連合軍。浜辺には40万人もの兵士が残されているが、戦車による総攻撃は行われず、空からの攻撃によって多くの死者が出ている。
海からの救出を試みてはいるが、海底が浅いため大型船の乗り入れが困難で、桟橋には乗船を待つ兵士の長い列ができているがそこも攻撃を受けてしまった。なんとか商船に乗り込んでも、潜水艦からの攻撃を受けて沈没。こんな状況に追い込まれてしまった若い兵士たちを描いている場面その1。

ダンケルクに残されている兵士を救うため、イギリス本土では一般市民の持つヨットや漁船など、ありとあらゆる船が徴用され、一斉にダンケルクを目指していた。命の危険を覚悟しつつ小型船で救出に向かう父と息子を描いている場面その2。

ダンケルクからの撤退作戦を援護するため、戦闘機でドイツ軍と戦うイギリス兵を描いている場面その3。

この3つの場面が同時進行していく中で、どの場面でもドイツ軍はほとんど出てきません。それぞれ自分の周りで起こる事しかわからないので、敵の姿もとらえられないし、戦況がどうなっているのかも全くわからない。
登場人物全員、いま自分ができる最善の事をやってみるしかないという状況の連続で、よく考えたら当たり前のことなんだけど、観ている方も疲れました。
そうして3つのストーリーが最後にはひとつにまとまっていくところがすごかった。

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場面その1はまだ無名の若手俳優が中心でしたが、なんか見たことあるなーと思ったらワン・ダイレクションの人が混じってました。

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ノーラン映画の常連であるキリアン・マーフィーは場面その2に登場していて、相変わらずこういうイヤーな役をやらせたら天下一品だな、というご活躍ぶりでした。

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ワタシお気に入りのトム・ハーディは「ダークナイトライジング」同様にほとんど顔が出てこなくて残念でしたが、相変わらずのかっこよさでした。でも一番切ない役どころでしたなー。ホロリとさせるぜ。

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by hobomovie | 2017-10-20 23:34 | 外国映画 | Comments(0)

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール<2017>

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奥田民生ファンのわたくし、この映画のおかげでいそがしい日々でした。
普段はそんなにメディアに登場しないオクダが、テレビにラジオに雑誌にネットにと出まくりで、チェックが大変でしたよ。もちろん俳優さんたちも宣伝であちこちに登場して、そこかしこで「奥田民生」という文字が躍っておりました。
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池袋パルコでは「奥田民生になりたい展」まで開催されちゃって、そりゃー駆けつけないわけにいかないってことで、楽しんでまいりました。オクダが以前愛用していたサンヨーの赤いラジカセの実物を見て泣きそうでした。

さてさて、2015年に発表された渋谷直角の原作はもちろんチェックしていましたが、いざ映像になるとストーリーのあちこちにオクダの曲が登場するので楽しくてしょうがない映画でございました。
ちょっと落ち着いて考えると、ここまでオクダへの憧れを前面に押し出してくる男子が今どきいるかねと思わなくもないですが、妻夫木君演じる主人公コーロキの成長物語の象徴でもあって良かったかと。
そしてなにより、狂わせガール・水原希子がすんばらしかったですね。そりゃ狂わせられちゃうよという魔性の女っぷりでした。周りをかためる新井浩文や松尾スズキ、江口のりこなどもいい味だしてて、ワタシ的には変わり者の作家を演じた安藤サクラがツボでしたね。
「カーズ3」に続いて、今年はオクダファン喜ばせてもらっております。

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by hobomovie | 2017-10-08 21:23 | 日本映画 | Comments(0)

カーズ クロスロード<2017>

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このブログでもたびたび申し上げておりますが、ワタシは奥田民生の大ファンであります。その彼が日本版エンドソングを担当するというので、いそいそと日本語吹替え版を観に行ってまいりましたよ。

今回で3作目ですが、1作目はなんとなーくテレビでみたことがあって、2作目は急きょレンタルして、3作目にのぞみました。いやはや、「トイストーリー」シリーズ同様、3作目まで観て初めて作品のパワーに感服すると言いますか、ピクサーマジック再びでございましたよ。
ほんまあなどっててごめん!という思いでいっぱいです。
そう考えるとトイストーリーにちょっと似た展開もあるかなと思うのですが、カーズシリーズを振り返ってみましょうか。

カーズでは人間が全く存在せず車たちが暮らす世界なんだけど、この設定が結構突飛だから付いていきにくいところがありますよな。
1作目ではトップレーサーのマックイーンがひょんなことから田舎町ラジエータースプリングの面々と出会い大きく成長するという物語。トイストーリーでもウッディ最初はまぁまぁ嫌なヤツだったなぁ。

「カーズ2」では本編にPerfumeの「ポリリズム」が使用されるという楽しみもありつつ、マックイーンの仲間であるレッカー車のメーターをメインにした、これまたびっくりなスパイ・アクションものに仕上がっておりました。
冒頭から登場するスパイ・フィンの声を名優マイケル・ケインがやってるところとかもニクイですな。トイストーリーでも2作目はウッディがさらわれて、バズを中心に救出大作戦を行うハラハラドキドキの展開でした。

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そんなこんなで3作目。マックイーンのトップレーサーとしての存在をおびやかす若いレーサーが登場し、それまでのやり方では勝てなくなってしまう。
さらに大クラッシュを起こして再起不能かと思われている中、新たなトレーナーをむかえて再出発にチャレンジするというストーリー。
そこは決して平たんな道のりではなく、まぁ色々あるんですけども、若い女性(というのかな?)トレーナー・クルーズとの出会いがマックイーンのレーサー人生(というのかな?)に大きな変革をもたらすという、劇的な幕切れでございました。

これをもし実写で映画化しても、こんなに幅広い客層には観てもらえないじゃないですか。それがピクサーのパワーだなあとつくづく感じました。
ストーリー的にはむしろ、子供と一緒に観に来た大人が刺さるんじゃないでしょうかねぇ。トイストーリーでも3作目では時の流れを感じるエンディングでしたが、今回のはオクダの歌声もあいまってさらに感動的でした。
劇場で観て良かったです。「エンジン」響くわ~。

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<おまけ>
オクダがピットクルーのグイドがいちばん好きだと言っていたので、買ってしまいました。久しぶりにやると楽しいですね、レゴ。


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by hobomovie | 2017-09-18 21:46 | 外国映画 | Comments(0)

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ<2016>

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だ~か~ら~、このサブタイトル必要ですかね!!という邦題はさておき。
前評判どおりとてもいい作品でした。

ロンドンのストリートミュージシャン・ジェームズは薬物依存の更生プログラムを受けながら路上生活をしていて、どん底の生活。
一瞬でも気を緩めたらすぐにドラッグに手を出してしまうどうしようもない状態です。

更生プログラムの担当者のおかげでなんとか住む部屋だけは確保できたところで、運命の出会いがやってくるのであります。
茶トラの野良猫・ボブと一緒に暮らすようになってからジェームズの生活は徐々にいい方向へ向かいます。ちょっと順調すぎじゃね?と思わなくもないですが、実話なんだからしょうがない。

そしてとにかくボブがかわいくてしょうがない。ときどきカメラがボブの目線になるのもまた良し。

ジェームズは俳優さんが演じているのですが、ボブはほとんど本人(猫)がやっている模様でした。ハイタッチする猫なんて、いるんですねぇ本当に。

ワタシ的にはかつて旅したロンドンの風景がたくさん出てきて、特に思い出に残っているコヴェント・ガーデンやノッティングヒルがみられてうれしかったです。
あと、少しだけ野宿生活者に関わる職場で働いていたことがあるので、ジェームズのリアルな路上生活やビッグイシューを売ることが出てきて良かったなぁと思いました。
もちろんこの映画もビッグイシューで取り上げられてましたよ。

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by hobomovie | 2017-09-02 22:16 | 外国映画 | Comments(0)