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火垂るの墓<1988>

d0088211_2394881.jpg今年も8月がやってきました。

ヒロシマ・ナガサキ、終戦記念日と、太平洋戦争について考える機会が多い月です。夏=戦争というイメージが固定化されてしまうのはどうかとも思うけど、1年に1度は必ずその歴史を思い出させるきっかけがあるという意味では良い習慣かもしれません。

さて、毎年のようにテレビで放映されているこの作品。公開時は「となりのトトロ」と同時上映で、子供ながらに悲喜こもごもな体験をしました。

野坂昭如が自らの体験を元に書いた小説の映画化で、父は出征、母は空襲で命を落とし、二人きりになってしまった14歳の清太と4歳の節子が懸命に生きる姿を描いています。お兄ちゃんの頑張りと妹の素直さに、涙なくしては観れない作品ですね(T_T)パンフを見ると、昭和20年6月~9月、たった3ヵ月の出来事だったことに驚き。もっと早く戦争が終わっていれば、こんな悲しい結末にはならなかったのか…そもそも戦争が起こらなければ、お父さんは戦争へ行かず、お母さんは空襲に遭わなかったわけで、歴史に「もしも」は無いとは言え考えさせられます。

そしてこの夏気になっているのが「夕凪の街 桜の国」。原作の漫画がすごく良かったので、映画も是非観てみたい。特に終戦から10年後の広島を描いた「夕凪の街」は心うたれました。
暮らしやすいように工夫されたバラックで生活する毎日、底が減るのがもったいないから市街地を抜けたら靴を脱いで仕事から帰ること、銭湯ではみんなそれぞれ体に傷を抱えているのが当たり前で、そういう「戦後の普通の生活」を描いたものってあまり見た事が無かったような。それを映像化した作品で、今年の「戦争を考えるきっかけ」にしようと思います。

by hobomovie | 2007-08-03 23:15 | 日本映画 | Comments(0)