シェイプ・オブ・ウォーター<2017>

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「パンズ・ラビリンス」で度肝を抜かれてから、はや10年以上たっておりましたか。
メキシコ出身の奇才、ギレルモ・デル・トロ監督がアカデミー賞をとった記念すべき作品。「パシフィック・リム」「ダークフェアリー」「クリムゾンピーク」なんかも観ておりましたが、帰ってきたデル・トロ節!と喜ばしい作品でした。

1960年代アメリカを舞台に、政府の機密期間で清掃員として働く女性・イライザと、そこに研究対象として運び込まれた半魚人とのラブストーリー。
必ず劇場に観に行くつもりだったので予備知識はあまり仕入れないようにして、この設定だけであれこれ想像をめぐらせていたわけですが、まぁどう考えてもハッピーな方向にはいかないでございますよね。
「シザーハンズ」しかり「美女と野獣」しかり、いわゆるモンスターと人間の恋愛ものは、周りの人間たちに恐れられ、うとまれ、攻撃されるのが常ですもんね。

半魚人のプロジェクトを担当するため軍から派遣されたストリックランドが登場した時には、「パンズ~」におけるビダル大尉を思い出して絶望的になったものでした。

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(ビダル大尉!マジかんべん!)

盲目的に攻撃的なキャラクターを描かせたら、天下一品ですよねー。すでに痛いって言ってるものを、さらにガンガン痛くするのも得意ですよねー。目をそむけてしまうようなシーンも多々ありましたですよ。

アカデミー賞を受賞したくらいだから、なんとなく高尚な感じっていうかアートな感じっていうか、一般ウケするような作品になってるのかなーなんて思ってましたが、監督の好きな世界を追及していて実にあっぱれでございました。
これなら「パンズ~」でとっても良かったんじゃないかと思いますが、古き良きアメリカが舞台なのと、ラブストーリーだったのが今回の勝因でしょうか。とにかくめでたし。

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by hobomovie | 2018-04-01 22:21 | 外国映画 | Comments(0)