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扉をたたく人<2007>

コネティカットに住む大学教授のウォルターは妻に先立たれ、子供は独立し、変わり映えのしない毎日を過ごしている。久しぶりにニューヨークにあるセカンドハウスへ行くと、見ず知らずの若いカップル、タレクとゼイナブが空家だとだまされて住んでいた。
あまりのことに驚く3人だったが、次に住むところがみつかるまで一緒に暮らすことを認め、ウォルターの生活は一変する。
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タレクが持っていたジェンベを教わり、徐々に心が通いだした矢先、駅の改札を無理やり通った(ように見えた)だけでタレクが警察に連行されてしまう。
永住権を持たないタレクとゼイナブはどうなるのか…?

長々とストーリーを書きましたが、こんだけ予備知識があっても充分楽しめる作品です。「楽しめる」と言うより「考えさせられる」とか「感動する」の方がぴったりくるかも。

9.11以降、自由の国アメリカがどれほど不自由の国になっていることか。
タレクがアラブ系じゃなかったら、これほどの扱いはされなかったのでは?と思ってしまいます。

ウォルターを演じているのは、ずっとバイプレイヤーだったリチャード・ジェンキンス。この作品でアカデミー賞にノミネートされました。タレク、ゼイナブ、タレクの母と、有名な俳優さんは全然出てこないけど、みんなすごく良かったです。
感動的な作品でした。
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扉をたたく人
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by hobomovie | 2009-08-08 21:32 | 外国映画 | Comments(0)

ライラの冒険 黄金の羅針盤<2007>

d0088211_19512688.jpgライラの冒険 黄金の羅針盤

児童文学のベストセラーを映画化した作品で、全3作にわたるファンタジーアドベンチャーもの。
「ロードオブザリング」も「ハリーポッター」も、シリーズものは最初の1、2作でリタイヤしてしまっている最近のワタシですが、このシリーズは頑張って劇場で3作とも観ようかなと思いました。

舞台はパラレルワールドと言われる、ワタシたちの住む世界と似ているようでちょっと違う世界。
「ダスト」という物体をはじめ世界は謎に包まれていて、それを明かそうとする人々と、真実を隠そうとする人々、様々な思いが交錯する中で、ライラという12歳の少女が世界の運命の鍵となる、というストーリー。

なかなか壮大な物語になりそうですが、第1作は子供たちが行方不明になる事件の解明がメインになっています。

ライラが冒険に出ると、色々な仲間とめぐり合って一緒に戦ったり、鍵となるアイテムを手に入れたり、謎を解いたり、びっくりするような映像とともにストーリーがポンポン進んで行って、まるでよくできたロールプレイングゲームを見ているような感じでした。
自分がRPGは不得意なだけに、楽しめました。

キャラクターはどれも魅力的で、特に鎧グマのイオレクが良かったです。あとニコールキッドマンは、相変わらずお綺麗ですね~。

このライラの世界では人の魂が動物の形でそれぞれの人にくっついていて、ダイモンと呼ばれています。
大人になるとヒョウ、鳥、猿といったように明確な形を取るけれど、子供のうちは形が定まらず様々なものに変化するので、ライラがいつも連れているパンタライモンもオコジョから鳥になったり山猫になったりするのです。

この設定がすごく面白くて、ワタクシいたく気に入りました。
自分だったら猫がいいかなぁなどと想像してみたり。
登場人物の中には虫を肩に乗せている人がいましたが…それは勘弁してください。
あとカエルとかヘビも。
観終わってからしばらくは、犬の散歩をしている人がダイモンを連れているように見えてしょうがなかったです(^_^;)

クリストファー・リーがちらっと悪そう~な感じで出ていましたが、「ロードオブザリング」といい「スターウォーズ」といい、彼が一番悪い人に違いないという予感がしますな。
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by hobomovie | 2008-04-12 20:06 | 外国映画 | Comments(2)

魔法にかけられて<2007>

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おとぎの世界で暮らすプリンセスが魔女の陰謀で連れて行かれたのは、現代のニューヨークだった!果たして彼女は元の世界へ帰ることができるのか!?というストーリーの、ディズニー作品。
おとぎの世界はコテコテのディズニーアニメ→現代の世界は実写という演出で、予告編を観たときから面白そうだなぁと思ってました。

現代へやってきたプリンセスは、非現実的なドレスをまとい、動物たちと友達で、人を疑うことをせず、何かあるとすぐに歌って踊るという、メルヘンの世界の住人そのままで、出会ったニューヨーカー達を途方に暮れさせます。
彼女を追って王子や魔女もニューヨークへ現れ、てんやわんやのストーリーでしたが、とても楽しい作品でした。

ディズニーアニメのパロディなんて、「シュレック」などを作っているドリームワークスなんかがやりそうなことだけど、それをディズニー自身がやってしまうってのがいいですね。
(実際に他が作ったりしたら、ディズニーにこてんぱんにやっつけられちゃうでしょうけどね)
パンフレットには一度観ただけでは気づかないような細かいパロディも解説してあって、読みごたえありでした。

全編ミュージカル仕立ての音楽は「リトルマーメイド」「美女と野獣」「アラジン」なんかの作曲者アラン・メンケンによるもので、どれも名曲でした。
小中学生の甥っこ・姪っこたちと一緒だったので吹替版を観ましたが、また英語でも観てみたいなぁ。

ちなみに原題は「Enchanted」=うっとりして, とてもうれしい;〈人・場所が〉魔法をかけられた、という意味の形容詞です。
直訳って感じですね。
ひとつの単語で「魔法にかけられる」なんつー意味を表すものがあるのが、欧米ですな~。
魔法にかけられて(字幕版)
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by hobomovie | 2008-03-29 22:28 | 外国映画 | Comments(0)

母べえ<2007>

お正月に吉永小百合から「是非観てください」というお知らせが届いていたので、観なあかんかしらと思っていたら、どうやらどこのご家庭にも来ていたようですね。

一緒に行ってくれそうな人もいないよなぁ…と思っていたらタダ券を1枚もらったので、ひとりで出掛けてきました。
どう考えても泣きそうなので、ひとりもよろしいかと。

1940年、東京郊外。ドイツ文学者の父が思想犯として特高に捕らえられ、残された母と娘2人の暮らしを描いています。
とにかく泣けるエピソード満載で、周り中のおっちゃんおばちゃんが泣き崩れておりました。もちろんワタクシも。

父の教え子で母と娘たちを助けてくれる男性を浅野忠信が演じていて、今まで無かったような役柄だったのが新鮮で良かったです。

全体的なストーリー展開やセリフまわしは、ちょっと古臭い感じ。
そして、吉永小百合がキレイすぎて、ややリアリティに欠けるような…サユリストに怒られそうですが、やはり「映画女優です!」「主演しかやりません!」という雰囲気がぬぐい去れないんですよねぇ~。
かといって他の女優さんではこの重いテーマで興行的に成功させるのも難しいでしょうし。
もちろんいい作品だとは思うんですが、これが山田映画ってやつでしょうか。昔の映画を観てるようでした。
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母べえ
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by hobomovie | 2008-03-20 18:00 | 日本映画 | Comments(1)

アメリカン ギャングスター<2007>

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「ギャングのスター」かと思いきや、gangsterという単語は「ギャングの一員」という意味だそうです。

1960年代末のアメリカを舞台に、ギャングと麻薬捜査官の生き様を描いた、実話に基づく作品。
デンゼルワシントン演じるフランクルーカスはベトナム戦争でアジアに駐留しているアメリカ軍を利用して純度の高いヘロインを安価で密輸し、販売することで財をなす。
軍はもちろん、麻薬捜査官ですら押収した麻薬を薄めて転売しているような腐敗したニューヨークで、ラッセルクロウ演じる刑事リッチーロバーツは信頼できるチームを組んで麻薬取締りに取り組むのだが…というストーリー。

ロバーツが麻薬流通の大元としてルーカスにたどりつくまで2人の人生は全く別々に進んでいき、最後にいざ対峙するところがなかなか良かったです。

監督はリドリースコット、おん年70歳とはびっくりです。
「エイリアン」「ブレードランナー」「ブラックレイン」「テルマ&ルイーズ」「ブラックホークダウン」「グラディエーター」「GIジェーン」「インハーシューズ」「ハンニバル」「プロヴァンスの贈り物」…監督作を並べると、あんまり一貫性が無いというか、なんでもアリな感じ。
シリアスなものはかなりダークで複雑なイメージがありますが、この作品は登場人物の思いを丁寧に描いていて、ストーリーもわかりやすく、わりとさらっと観れました。
「雨にぬれた黒い道路に写るネオン」といういかにも!なシーンは健在で。
エンドロールの後にはおまけがあります。
アメリカン・ギャングスター
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by hobomovie | 2008-03-09 19:39 | 外国映画 | Comments(2)

ラスト、コーション<2007>


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例の券、使用期間最終日の2月29日に1枚先輩からいただいてしまいました。
はてさて何を観るか。
仕事中もあれこれ悩んだ結果、この作品に決定。(ちなみに最後まで迷ったのは「アース(吹替版)」でした)

アメリカ・中国・台湾・香港合作、アン・リー監督作品。
太平洋戦争下の香港大学、演劇部の男女6人は抗日運動を支援する作品を演じて募金活動などを行ううち、日本が上海でうちたてた政権に協力する中国人を暗殺する計画を実行することになる。演劇部の看板女優が彼の愛人になるため近づくが…というストーリー。

スパイが相手のことを愛してしまうというのはわりとよくある設定ですが、2人の心の動きがじっくり描かれていて良かったです。
数年に渡る物語なので、「あぁ、もうすぐ戦争が終わって何もかもが過去になってしまうのに…」というせつなさもあり。

d0088211_10433355.jpg暗殺計画の対象となる男性を演じるトニーレオンは相変わらず渋くてステキで、演劇部のリーダーであるワンリーホンも玉木宏ふうな男前。
ほしのあき似のタンウェイは、運命に翻弄されるヒロインを美しく演じていました。
この3人がすごく良かったです。

あとは、最近行っただけに香港のシーンは「これはあの場所かな…」と想像するのが楽しく、地名とかもややわかったりしてうれしかったもんでした。

で!この作品はR指定です。まぁ、そういうこと…
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by hobomovie | 2008-03-02 10:45 | 外国映画 | Comments(2)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師<2007>

ジャック・スパロウで「ジョニデ」ファンになった女性達がドンびきすること請け合いの、食欲減退ムービーでした。
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監督ティムバートン×主演ジョニーデップと聞いただけで何はともあれ観に行ってしまうワタシですが、香港へ行ったりあれこれしているうちにすっかり遅くなってしまいました。
ちなみに香港でもバスの全面広告やメイキング番組などと遭遇し、早く行かねばと焦ったもんです。

そんなこんなで1ヵ月ほど引きずった期待にしっかり応えてくれる作品でした。
無実の罪で流刑となった理髪師が脱獄、妻と娘を奪った判事に復讐するというストーリー。

殺人鬼となった理髪師は1階に住むパイ屋の未亡人と共謀し、パイ屋ではミートパイが大人気…このくだりは「デリカテッセン」というフランス映画を思い出します。食糧危機の時代に、店員がときどき行方不明になる精肉店のお話です。
どちらも、何の肉なの…?つながり、ということで。

ストーリーだけ聞くと単なるサスペンスホラーだけど、もともとブロードウェイで演じられているミュージカルであるということに加え、ティムバートンの映像世界、ジョニーデップの怪演、全ての要素でそれ以上の作品になってました。
オリジナルそのままの音楽はどれもステキで(少々削られたようですが)、俳優陣が全て自分で歌っているというのも良かったです♪
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by hobomovie | 2008-02-24 20:34 | 外国映画 | Comments(2)

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋<2007>

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一緒に行くメンバーの都合と観たいものとの兼ね合いで作品を決定したため、珍しく、公開初日に観るということをしてしまいました。
木村カエラちゃんのテーマソングにのったテレビCMと、ダスティンホフマン&ナタリーポートマンが出ているファンタジー、くらいの予備知識で映画館へ。

自称243歳のマゴリアムおじさんが営む魔法のおもちゃ屋は、いつも子供たちでいっぱいの夢の世界。おじさんに弟子と認められたモリーは、ピアニスト・作曲家になる夢も抱えつつ、おもちゃ屋で楽しく働く毎日。
マゴリアムおじさんの引退宣言(この世からも)から事態は急展開し、おじさんの魔法を失ったおもちゃ屋は一体どうなるのか…?というストーリー。

子供と一緒に楽しく観るにはもってこいといった、楽しい作品でした。
ワタシはというとあれこれひねった結末を考えすぎていて、結局ストレートな展開に「なんて自分は汚れてしまっているんだ」と気づいた次第です。

おもちゃ屋さんは文句無く楽しく、面白く描かれていました。「チャーリーとチョコレート工場」の雰囲気から完全に毒を抜いた感じとでも言いますか。
原題では単なるToy Storeではなく Emporium=((古風))商業中心地;大商店, 百貨店, 大規模なスーパーマーケット となっているだけあって隅から隅まで盛りだくさんで、ひそかにケロロ軍曹も登場していたらしいのですが見逃しました…お買い物中の「かえるのカーミット」はばっちり映ったんですが。
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ワタシ的にはたくさんの人形に混じってひっそりたたずむ、泣き顔のソックモンキーが一番かわいかったです。(「きっとこいつが鍵になるに違いない」というひねくれた予想を立てていましたが)

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋(字幕版)
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by hobomovie | 2008-02-17 18:27 | 外国映画 | Comments(0)

アイアムレジェンド<2007>

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アイ・アム・レジェンド | ウーマンエキサイトシネマ
予告編では「何故彼はたった1人地球に残されたのか!?」というSF感動作品・悲しい系なのかなぁという印象を受けつつ、いざ観てみてびっくり!

恐ろしいウィルスの蔓延で人類は滅亡寸前。
ウィルスミス演じるロバートが、大都会ニューヨークでシェパード犬のサムとふたりきりで暮らして3年がたとうとしている。
こんな状態からストーリーが始まり、「何故こうなってしまったのか」ということよりも「これからどうするのか」がストーリーのメインとなっています。
ロバートはAM放送を使って生存者に呼びかけたり、研究者として実験体とする動物を捕獲したりと忙しく行動しながらも、日没には必ずシェルター化した自宅へ戻り、サムとともに息を凝らして夜を過ごします。
暗くなると現れるものとは…?

予想に反し、決して感動作品ではなく…(T_T)
ワタシはもう全編ギェーッッ!!ヒーッッ!!の繰り返しでぐったり疲れましたが、見ごたえは非常にあったと思います。
特に、廃墟と化したニューヨークは一見の価値あり。

原作は「地球最後の男」という名作SF小説で、映画化はこれが3度目。
それぞれ原作のテーマを残しつつ、各時代を印象付けるものになっているようです。今回の作品は、ニューヨークが舞台ということもあって「9.11」を思わせる部分もあるなぁと感じました。(ロバートは何度か「グラウンド・ゼロ」という言葉を口にしています。)
ま、それも全て観終わってからのことで、観ている間はそんな余裕は全然ございませんでしたよ…
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by hobomovie | 2008-01-19 21:16 | 外国映画 | Comments(0)

ヘアスプレー<2007>

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ヘアスプレー | ウーマンエキサイトシネマ

もともとミュージカル好きなので、楽しみにしてました。
ヒロインの相手役ザックエフロンをアメリカでスターにしたという「ハイスクール・ミュージカル」も事前にばっちり見て、ますます盛り上がりつつ劇場へ。

舞台は1960年代、アメリカのボルチモア。かなりのおデブながら歌とダンスが大好きな女子高生トレーシーが、地元で人気の音楽バラエティ番組のオーディションにチャレンジするというストーリー。全編音楽三昧で、見終わるころには頭の中が音楽でいっぱい!という作品でした。

ストーリー展開は、トレーシーのサクセスストーリーがメインかと思いきや、人種差別にかなり重きを置いたものでした。
肌の色が違うだけで自由に暮らせないのはおかしい、というのは今では当たり前の感覚だけど、この時代に自信を持ってそういう思いを行動に移せるかというと難しい問題。
トレーシーは「だって音楽やダンスがかっこいいんだもん!」くらいのノリで、テレビ界での差別撤廃に乗り出すスゴイ女の子でした。

もともとは1988年にジョンウォーターズが作った映画が舞台化されてまた映画化されたという珍しいいきさつとか、トレーシーの両親を演じたジョントラボルタ&クリストファーウォーケン、悪役のミシェルファイファーなどなど、見どころも盛りだくさん!とにかく楽しい作品でした。
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by hobomovie | 2007-11-11 17:10 | 外国映画 | Comments(0)