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トラッシュ!この街が輝く日まで<2014>

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「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」から3年。
もともと舞台演出の人で、映画はそれほど作らないスティーブン・ダルドリー監督の新作は逃しちゃいけねぇと思っていたのですが、うっかりしていたら今月上旬には終わってしまうではないか!とあわてて劇場へ。
「リトルダンサー」や「愛を読むひと」といったヨーロッパを舞台にした作品の印象が強いけど、今回はブラジルのリオデジャネイロを舞台にゴミ山でゴミを拾って生計を立てている少年たちが主役ということで、また新たな人間ドラマをみせてもらえるんだろうなぁと期待しつつ。

物語は、スラム街に住む3人の少年がゴミ山から財布を拾ったことからスタート。その財布には政治家・企業・警察がからむ不正の情報と大金の隠し場所に関する手がかりが入っていて、少年たちは追手から逃れつつなんとかその謎を解こうとするのだが…というストーリーは終始ハラハラドキドキでございました。

3人の少年はオーディションで選ばれたブラジルの子たちで、マーティン・シーンやルーニー・マーラといったアメリカ人俳優も出演しているものの、ほぼポルトガル語で展開していくしブラジル映画かと思ってしまうほどでした。
同じくブラジルを舞台にした「シティ・オブ・ゴッド」という衝撃作が過去にあったけど、あれほどのヘビーさではないものの社会の底辺で生きる少年たちの姿がリアルにえがかれてました。
数々の困難が待ち受ける中、少年たちは「これが正しいことだ」という信念を持って力強く進んでいきます。エライぞ!少年!

謎解き部分もよくできていて、やはり原作がちゃんとしてる作品だけあるよなーと満足でした。

となると、「この街が輝く日まで」なんつー人間ドラマもの的な副題はちょっと余計だったんじゃないかという気がしますな。
舞台がリオで貧困層の少年が主役ではあるものの、骨太のサスペンスドラマとして十分楽しめる作品だったので、そういう方向で宣伝した方が良かったんじゃないかなーもったいないなー。この副題だけのせいではないと思うけど、ワタシもダルドリー監督作品ということでちょっと社会派人間ドラマモード入るんかなぁと思ったけど全然やないか!とちょっとつっこみたくなりましたよね。
いや、違うな。過去の作品も設定は結構ヘビーだけど、主人公に起こるできごとを淡々とえがいていて、これ!ってわかりやすいメッセージがあるわけでは無かったのですよ。なんならちょっとダラダラしてるくらいのテンポが味なのですよ。その部分は残しつつ、サスペンス色が強くて面白い作品でした、とさ。
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by hobomovie | 2015-02-08 22:17 | 外国映画 | Comments(0)

グランド・ブダペスト・ホテル<2014>

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ワタシに負けず劣らず映画好きの兄が早くから注目していた作品だったので、ちょこちょこ情報を仕入れてはいたのですが、公開になって改めてサイトやらをみてみると、なにこれめっちゃおもしろそうやん!!ということで、いそいそと劇場へ。

東欧の架空の国・ズブロフカ共和国を舞台に、豪華なリゾートホテル「グランド・ブダペスト」とそこにいた伝説のコンシェルジュに関するエトセトラ、小粋なストーリーを楽しみにしていました。
期待通り全編すごく凝ったセットや衣装に彩られ、とてもオシャレな作品でした。
ウェス・アンダーソン監督はアメリカ人なのに、舞台がヨーロッパだからということでは片づけられない、ヨーロッパ映画の雰囲気がある作品を作りますなー。
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そんなシャレオツな雰囲気ながらも、大筋は第二次大戦を経てすっかり荒れてしまったホテルの歴史と、殺人事件もからんだミステリーでして、テンポもよくておもしろいストーリー展開でした。
まさか脱獄モノの要素まで入って来るとは思わなんだ。

あと忘れてはいけないのは、タイトルの通りグランド・ホテル方式にならってオールスターキャストも大きなみどころです。
といっても、ハリウッドの第一線でバーンと活躍してるようなわかりやすい有名どころではなく、名脇役とでもいいますが、もちろん主演をはれる人もたくさんいるんだけど、ひとクセもふたクセもあるメンバーなのがいいですね。レイフ・ファインズ、エイドリアン・ブロディ、ジュード・ロウ、ウィレム・デフォー、シアーシャ・ローナン、エドワード・ノートン、レア・セドゥ、ビル・マーレイなどなど書ききれませーん。個人的には、物語の中盤にハーヴェイ・カイテルが登場した時には、キター!!と盛り上がりました。
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by hobomovie | 2014-07-30 22:26 | 外国映画 | Comments(0)

鑑定士と顔のない依頼人<2013>

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ジュゼッペ・トルナトーレ監督と言えば、「ニューシネマパラダイス」や「イルポスティーノ」といった人間ドラマものが有名ですけども、「題名のない子守唄」というサスペンスもありまして、とても見応えのある作品であると同時にものすごいどん底を味わわせてもらった作品だったので、今回の新作も楽しみにしてました。

有名なオークショニアのヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)は様々な芸術品を鑑定し、オークションにかける毎日。常に手袋をはめ、他人を遠ざけ、孤独な生活をおくるヴァージル。
自宅の隠し部屋には、ありとあらゆる名画の女性像がかけられており、心の底では理想の女性を追い求めている様子。それらの名画は、ただひとりの友人ビリー(ドナルド・サザーランド)をオークションにまぎれこませ、廉価で落札させて集めている。
ある日、クレアと名乗る女性から、屋敷にある美術品・調度品を鑑定してほしいという依頼が舞い込むが、クレアは電話でのやりとりばかりで全く姿を現さない。どうやら屋敷に潜んではいるようなのだが…
一方、作業が進む屋敷の中で、地下室からオートマタ(機械人形)の部品のようなものが見つかり、ヴァージルは修理店のロバート(ジム・スタージェス)に調査を依頼する。さてさて、正体不明な依頼人とその屋敷にある美術品、オートマタの部品、数々の謎の結末は…?

結末を知ってから観ると新たな発見があるというのがウリのようで、半券を持ってったら1000円で観られるらしいです。水曜日のお休みに行ったら満席だったんだけど、そのせいかな??
梅田ではパンフレットも売り切れで、なんばまで買いに行ったですよ。これは人気ってことなのか、パンフレットの版数がもともと少なかったのか…

さてさて、ネタバレをしない主義のまやぞーブログですので感想を詳しく語れないのがつらいところです。
とにかく、よくできたストーリーでした。ヴァージル以外の視点で作ったら、また全然違う印象の作品になるんだろうなぁ、とか想像がふくらみました。
ヴァージルの視点でみると…とにかくせつないエンディングでして。サスペンスというよりラブストーリーの要素が強かったですねぇ。ものすごく、せつない結末でございました。
ジェフリー・ラッシュ、最近はキャプテン・バルボッサ(パイレーツオブカリビアン)の印象が強かったですが、この複雑な人物を演じきって、いい味出してましたね~。
最後にこれだけは言わせていただきましょう。やっぱね…ドナルド・サザーランドには気ぃつけなはれや!
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by hobomovie | 2014-01-18 21:42 | 外国映画 | Comments(0)

アウトロー<2012>

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ジャック・リーチャーは元軍のエリート秘密捜査官。仕事や家や家族のみならず、免許証やクレジットカード、携帯電話すら持たず、流れ者人生を送っている。
我らがトム様が、こんなダークヒーローを演じるのは珍しいですね。

ピッツバーグ郊外で殺人事件が起こり、5人の男女が犠牲となった。逮捕された容疑者は黙秘を続けていたが、突然「ジャック・リーチャーを呼べ」と言い始めた…というオープニングから、流れ者ジャックが登場。
金髪美女弁護士ヘレンと共に謎が謎を呼ぶ事件を解決していきつつ、トム様お得意のアクションも織り交ぜた、見応え十分の作品でございました。

原作が人気シリーズ小説で、監督が「ユージュアルサスペクツ」の脚本家ということもあってか、ただのアクションというよりはサスペンス色が強くて面白かったです。
といいつつもアクションてんこ盛りだし、おいおいおい!と突っ込みたくなるところもあったりするんですが。

直球ストレートなヒーローものを得意とするトム様の作品の中ではちょっと異色ですが、アベンジャーズ・スーパーマン系よりもバットマンスパイダーマン系が好きなワタシは結構好きな作品でした。
ちなみに、ストーンズよりはビートルズの方が好きですけどね、関係ないか。

ところでこの作品、原題は「ジャック・リーチャー」なんですが、シリーズ化されるのかな?ジャック・リーチャー○○へ行くの巻、みたいな。
ロバート・デュヴァルが演じた助っ人おじいちゃんはいいキャラクターだったので、是非次回も登場してほしいものです。
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by hobomovie | 2013-06-07 23:00 | 外国映画 | Comments(0)

ヒッチコック<2012>

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いきなり結論から言うとこの映画、すごく面白かったんです。なのに、あんまり評判になってないような。
ヒッチコックのファン、日本では減ってる?やっぱ減っちゃってる??

1959年、46本の作品を世におくりだし60歳となったヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)。
実在の凶悪犯を描いた小説「サイコ」の映画化に乗り出すが、映画会社には出資を断られ、映倫には目をつけられ、製作は難航。
一方、ずっとヒッチコックを陰で支えてきた妻・アルマ(ヘレン・ミレン)は友人との脚本共同執筆に夢中で、夫婦関係に亀裂が。

映画の神と呼ばれたヒッチコックの、知られざる苦悩を描いた作品でした。いやー、ほんとにこんなことがあったんですねぇ。知らなかった知らなかった。
そして「サイコ」」がその後大ヒットした作品であることはわかっているけど、この危機的状況がどう変化していくのか、目が離せなかった。
予告編でキャッチフレーズになってたけども「もうひとりのヒッチコック」恐るべしでした。

アンソニー・パーキンスやジャネット・リーといった実在の俳優が出てくるのも面白かったですねぇ。ジャネット役のスカーレット・ヨハンソンは相変わらずお美しゅうございました。
あとは、ヒッチコック作品に欠かせない金髪美女は彼のお気に入りだったというエピソードは有名ですが、やはり永遠のヒロインはイングリット・バーグマンだったんですかねぇ。彼女の写真がキーアイテムになってましたね。

とにかく、「サイコ」をみたことがある人なら、絶対楽しめる作品ですね。
「サイコ」に限らなくても、ヒッチコック劇場のような演出もあるし、「北北西」など他の作品も出てくるし、ヒッチコックがちょっとでも好きな人なら、これまた絶対楽しめる作品でしたね。
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by hobomovie | 2013-04-29 22:41 | 外国映画 | Comments(0)

プラチナデータ<2013>

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嵐の中では二宮くんが一番好きなワタクシ。東野圭吾原作ということもあり、きっと面白いに違いないということで観に行ってみました。

舞台は今からかなり近い未来、DNA捜査の進歩によって検挙率100%、冤罪率0%が現実のものとなろうとしてる日本。
DNA捜査システムの開発者である神楽龍平(二宮和也)は、自ら開発したシステムによって、共同開発者である蓼科早樹(水原希子)を殺害した犯人と断定されてしまう…というストーリーを聞くと「マイノリティ・リポート」やないか!と思ってしまうのですが。
当たらずも遠からずといった感じのストーリーでしたが、一連の事件を追う刑事・浅間(豊川悦司)とのコンビネーションも良かったし、アクションもかっこ良かったし、最終的に誰が一番悪いんだか?という結末に至るまで楽しめた作品でした。
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神楽は解離性同一障害で別の人格を持っているという設定なんだけど、二宮くんは利き手を変えるなど2つの役をばっちり演じ分けてらっしゃいました。しかし劇中では「多重人格」といった言い方しかされず、ものすごくわかりやすい二重人格として描かれていて、すべての結末がそれありきなのはちょっとどうなの?と思いました。原作でもそうなんですかねー。そんな単純なもんじゃないと思うんですけどねー。

あと、近未来SF的な雰囲気を出したいのはわかるんですけど、DNA捜査システムのビジュアルが「いかにも」すぎてちょっとイマイチだったのが残念でした。
実際に作るとしたら、もっと事務的でシステマチックなものになるはずだと思うんですけど。
ほぼ今に近い東京が舞台なんだから、そこんとこもうちょっとなんとかして現実っぽく作り上げて欲しかったなーと思います。

でも全体的にはクールでかっこいい作品で、観た後は「プラチナデータ…」とささやきたくなることうけあいです。
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by hobomovie | 2013-04-07 12:10 | 日本映画 | Comments(0)

脳男<2013>

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悪に裁きを下す、美しき殺人者のおはなし。
生田斗真がちょっとでも好きな方は、なんかエグいみたいやし…と二の足踏んでる場合じゃないですよ!
今すぐ観に行ってください!ただし20歳以上ね!(ほんとはR-12指定なんだけど、まやぞー倫理委員会的には、それくらいが妥当かと)

生田斗真くん演じる「脳男」鈴木一郎(仮名)は人並み外れた能力を持ちながら人間らしい感情が欠落しているとともに身体機能に偏りがありすぎるという人間で、なんと全編まばたきをしていないんですよ。
北島マヤばりの熱演です。恐ろしい子…。
ジャニーズさんも思い切りましたねぇ。彼の活動は、他の誰とも違う感じで、面白いですね。
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脳男を診断する精神科医に松雪泰子、事件を追う刑事に江口洋介というキャスティングなんですが、舞台出身とかでめちゃ上手なんだけどそんなにメジャーじゃないような俳優さんで周りを固めた方が、もっと斗真くんがひきたったんじゃないかと思いますねぇ。
この二人の出演プラス前半がなんだかダレちゃってたことで、一昔前のザ・邦画!みたいな雰囲気になっちゃってたのが残念でした。
アタマからもうちょい淡々サクサクと進んでたら、後半の衝撃が増したんじゃないでしょうかね。
エンディングのキング・クリムゾンもかっこよかったのに…モッタイナイ…

脇を固める光石研と甲本雅裕はさすがだったし(いっそこの二人が精神科医&刑事で良かったんでないの)、物語のキーマン二階堂ふみ&染谷将太の「ヒミズ」コンビもすごく良かった。

そして、地元・富山ロケというのがワタシ的にはかなりのプラス要因でした。最近、年1本以上のペースで富山がらみの映画が公開されているような。ちなみに去年は「おおかみこども」が良かったですね。
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by hobomovie | 2013-03-09 16:35 | 日本映画 | Comments(0)

アルゴ<2012>

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イラン革命真っ最中の1979年。イスラム過激派グループがテヘランのアメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。
だが占拠される直前、6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出し、カナダ大使公邸に匿われる。CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は6人をイランから救出するため、『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて6人をそのロケハンのスタッフに身分偽変させるという作戦をたてる。
~ウィキペディアより~

こんなアンビリバボーなことが本当にあるのがアメリカという国ですなぁ。
オープニングで当時のイランとアメリカの状況が簡単に解説され、全く知識がなくてもよくわかるようになっていました。ありがたい。
しかし、なんで紛争地から救出するのに映画のロケハン??という謎は、実際に作戦が始まるまでなかなかピンとこず。
で、作戦が始まってしまえばもう無事にイランを脱出できるよう祈るような気持ちで、物語を見守るばかりという作品でした。
ふと我に帰ると、ずっと両手を握りしめた態勢で、終わった後はどっと疲れが。
間違いなく、今年最高心拍数をたたきだした作品だと思われます。

ベン・アフレックの作品は久々に観たんですけど、監督としてもなかなかのキャリアをお積みのご様子。行く末はイーストウッド級と言われているとかいないとか。
「アルマゲドン」やら「パールハーバー」やら、ハリウッド超大作系に出てしまっていた時期もあったけど、始まりが「グッド・ウィル・ハンディング」だっただけに、この人は何かある…!かもしれない!と思っていたので(つまりさほど気にしてなかったとも言えるか)良かったです。
おんとし40歳、いい感じのおっさんになってきましたね。今年観た映画、いまのところナンバーワンは「ダークナイトライジング」ですが、2位はこれかもしれませんなー。かなり面白かったです。
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by hobomovie | 2012-11-10 22:30 | 外国映画 | Comments(0)

推理作家ポー 最期の5日間<2012>

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シャーロック・ホームズ愛好家としては、そのルーツであるエドガー・アラン・ポーもちゃんとおさえてるつもりではあったんですが。まさかポー自身が40歳の若さで謎の死をとげていたとは、全然知りませんでしたよ。

ボルティモアの酒場で酩酊状態で発見された時には、何故か他人の服を着ていて、そもそもボルティモアにいた理由も不明(ニューヨークに向かう途中で数日滞在していたとか)、うわごとのように「レイノルズ」と言って亡くなったという。謎ですね~。
この事件には色々な作家が創作意欲をかきたてられたようで、それぞれに脚色を加えた小説が発表されていたりするようです。

この作品では、その謎の死をベースに、亡くなるまでの5日間にポーが、自分の作品の模倣犯と対決していたというストーリーになっています。
作品になぞらえてどんどん人が殺されていくし、ポーの恋人が誘拐されてしまうし、最終的にポーは死ぬとわかっているにもかかわらず、ドキドキハラハラの作品でした。

ポーの作品で自信を持ってあらすじを言えるのは「黒猫」「モルグ街の殺人」「ウィリアム・ウィルソン」くらいのワタシには全く聞いたことないような話も次々出てきて、これはも一度ポーの作品を読み直さなきゃなぁと思いました。
原題の「THE RAVEN」も、「大鴉」という小説のタイトルからとられているのに全然わからなかったしねぇ。カラスはストーリーの要所要所で出てきて、重要なアイテムでもありました。

作品を知らなくても面白かったけど、もっと知っていたらもっと楽しめたのかと思うと残念です。

そんな感じでごく一部しか読んだこと無い上に、作品からヨーロッパな印象を受けていたワタシ、ポーはてっきりイギリス人かフランス人だと思いこんでいたら、まさかのアメリカ人だったとは。舞台がアメリカでまずびっくりでした。
セットや衣装も良くて、こういう時代もの・ミステリーものが好きな人には絶対おすすめの作品でした。
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by hobomovie | 2012-10-27 08:12 | 外国映画 | Comments(0)

ミケランジェロの暗号<2010>

d0088211_1135916.jpgミケランジェロの暗号

ナチス・ドイツが贋札の大量発行によってヨーロッパ経済を混乱させようとした「ベルンハルト作戦」、これを基にした映画「ヒトラーの贋札」は、なかなかよくできた作品でとても面白かったのですが、その制作会社とプロデューサーが再びあの時代を描くと聞いて、観に行ってみました。

タイトルだけ聞くと「ダヴィンチ・コード」的に、絵に隠された暗号があるのかな?と思いますが、この作品はミケランジェロの素描、その存在そのものをめぐるサスペンスです。

その素描自体が架空のものであることを筆頭に、この作品はナチス・ドイツ時代のヨーロッパを舞台にした、完全なるフィクション。と言われると、なんだよーつくりもんかよー、と思ってしまいがちですが、どうしてどうして、あの時代設定をフルに活かした上質のサスペンスになってました。

ウィーンの画商である裕福なユダヤ人一家が、ナチス・ドイツのオーストリア侵攻を境に恐怖に陥れられます。
今までの映画なら、迫害され、収容所へ送られる悲しいユダヤ人の運命を描くところですが、そこから命をかけた駆け引きに身を投じる主人公たち。
史実にそって描くばかりじゃなく(もちろんそれも大切だけど)、こういう方法でナチス・ドイツやユダヤ人を描くこともできたか!と感心しきりでございます。
最後までドキドキハラハラ、目が離せない展開でした。
パンフでも述べられていますが、「イングロリアス・バスターズ」「ライフ・イズ・ビューティフル」とともに、あの時代を新しいアプローチで描いた作品と言えましょう。


主人公のヴィクトルを演じたモーリツ・ブライトロイは、すごーくよく見たことある顔だな、と思っていたら「es[エス]」の主演でポスターにデカデカと顔が貼り付いていた俳優さんだったのでした。
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ユダヤ人である主人公がなぜ軍服を着てるのか?そこがミソなんです。全ての謎がとけたラストシーンは、本当にかっこよかった!
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by hobomovie | 2011-10-01 11:15 | 外国映画 | Comments(2)