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怪物はささやく<2017>

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病気の母とふたり暮らしのコナー少年。
ある夜、家の窓から見える墓地に立つ大きなイチイの木が怪物となってコナーの元にやってくる。
怪物が3つの物語を話し終えたら、4つ目の物語はコナーが真実の物語を話すのだという。怪物は毎晩12時7分になるとコナーの前に現れるのだが…というストーリー。

コナー少年のお母さんはかなり深刻な病状で、ふたりの暮らしに大きな影を落としている。
母の母である祖母は厳格でとても一緒に暮らしたくないし、父は新しい家族とアメリカで暮らしていてコナーをひきとってはくれない。
さらに学校では毎日いじめを受けていて、もうどうしようもなくかわいそうなコナー少年。

怪物が現れることで、彼の人生は果たしていい方向にむかうんだろうかと心配しながら見守る作品でございました。なにしろプロデューサーが「パンズ・ラビリンス」を手掛けた人だけに衝撃の結末もありえるかと思ってましたが、もとが児童文学なこともあってか、ややダーク程度におさえられてました。ほっ。

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怪物が話す物語は、コナー少年が描いた絵をアニメーションにしたようになっていて素敵でした。ダークで摩訶不思議な世界が良かったです。エドワード・ゴーリーとか好きなワタシ好みでした。

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コナーのお母さんをフェリシティ・ジョーンズが演じているのですが、当たり前ながら「ローグワン」のイメージとまっったく違っておりまして、女優魂を感じました。どうでもいいですが彼女、元ちとせに似てませんか。
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祖母はシガニー・ウィーバーが演じていて、お母さんが入院したからといって絶対一緒には暮らしたくないおばあちゃん・全英ナンバーワンでしたね。それでも娘や孫を思う気持ちがそこに隠れていることに、最後には気づかされました。
いいストーリにいい映像にいいキャスティング。いい映画でしたね。

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by hobomovie | 2017-06-24 23:33 | 外国映画 | Comments(0)

ポーランドへいってきました その3

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今回訪れたクラクフという街は、映画「シンドラーのリスト」の舞台となった場所でもあり、映画のロケも行われました。
オスカー・シンドラーのホーロー工場が現在博物館になっているので、観光3日目の朝イチで路面電車に乗り込んで向かいました。鉄道の駅もすぐ近くにあるのですが、どえらい工事中で電車もストップしておりました。街でメインの鉄道なんだけど、どういうこと?と思いつつ、道行く人に場所をききながらたどりつきました。

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市街地からヴィスワ川を挟んで南側にあり、少し郊外なので雪も多く残っていたような。

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ホーローって英語ではエナメルなんですね。

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オープンの10時少し前に着き、最終的に20人ほどドアの前で待っていたので、ここも人気のスポットなんだなぁと感じました。ちなみにここで待ってる時が今回の旅で一番寒かったかも。

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博物館は、第二次世界大戦中のクラクフの様子を様々なアイテムで展示してあり、とても凝ったものでした。工場の建物だということを忘れてしまいそうになるくらい、大がかりでみごたえがありました。

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もちろん英語なので細かいところまで理解できませんでしたが、平和だったクラクフの街がドイツ軍に占領され、もともとユダヤ人が多く暮らしていたカジミエシュ地区にゲットーが形成され、収容所での強制労働が始まっていくという時間の経過にそった展示になっていました。

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そんなこんなでひとつひとつじっくり見て回っていたら、結構な人数が一緒に入ったはずなのに、いつのまにかワタシのまわりには誰もいなくなってしまいました。

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展示物のすべてが当時のクラクフを忠実に再現しているので、街の雑踏や人の声なんかがBGMとしてずっと流れていて、この集合住宅の入り口と思われるコーナーは薄暗い上にひそひそと話す声がずっと流れていて、若干怖くなってきてビクビクしながら通りました。

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ゲットーもリアルに再現されていましたが、ここへ至る通路も暗くてかなり怖かったです。

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シンドラーのオフィスまでたどりついたら、部屋のすみに係員のお姉さんが座っていてちょっとびっくり。それまでも結構写真撮ってたけど、OKですよね?とたずねたらもちろんですと言われてので、安心して撮り続けました。

「シンドラーのリスト」はみたことがあったけどかなり記憶が薄れている部分もあったので、帰ってから改めてみなおしました。行く前にみなおしとけば良かったなーと激しく後悔しております。
シンドラーはもともとビジネスマンで、安価な労働力としてユダヤ人を利用するという発想から収容所近くのホーロー工場を購入して事業を始めます。そこから様々な苦難を乗り越えて、結果的に多くのユダヤ人の命を救うことになるのですが、工場近くには収容所跡をしめすような場所もあったようです。下調べ不足で、まったくスルーしてしまったのが残念です。

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博物館の中に再現された収容所。本当に砂利がひいてあって歩きにくいことこのうえない。

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建物には「シンドラーのユダヤ人」と呼ばれた、シンドラーに救われた人たちの写真がたくさん飾られています。
自分がもし当時のクラクフ市民だったら、ユダヤ人だったら、どのような運命をたどることになったかなぁと思いをはせつつ博物館を後にして、ゲットーがあったカジミエシュ地区へ向かったのでした。

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by hobomovie | 2017-06-10 23:52 | 日々のこと | Comments(0)

はらはらなのか<2017>

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大好きなチャラン・ポ・ランタンがまた映画に出演ということで、観に行ってまいりました。

父と2人で引っ越してきた12歳の少女・原ナノカはかつて子役として活躍していたものの、成長とともに伸び悩みつつある日々。亡くなった母は元女優で、その影を追い求めつつ彼女が所属していた劇団の門をたたくのだが…といったストーリー。

実際に原菜乃華という女の子が主演していて、同じ学校の先輩・凛役で吉田凛音という十代のミュージシャンも出演していて、今の彼女達そのままといった役どころが良かったですね。
オープニングからナノカの夢のようなシーンで始まり、その後劇団員として登場するチャラン・ポ・ランタンのメンバーなどなどがテーマ曲を歌い上げ、ファンとしてはワクワクものでした。
曲数は多くないけど、一応ミュージカル作品というくくりになるのかな。アイドル映画とか青春映画とも言えるけど、それだけでは終わらない、面白い作品でした。
まぁチャランポが出てなかったら観てなかったかもですけど(笑)、若者が悩みながら成長していくっていうこそばゆい感じもたまには体験しとかないとですね。初心わするべからず。

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おまけ:チャランポのライブに行ったら映画の公開記念イベントに抽選でご招待というのをやってたので応募したところ、当たったのでした。日帰りで東京へ行ってきたのでした。作品の上映は無かったけど、出演者のインタビューやチャランポのライブがあったので良かったです。一番左は酒井麻衣監督。これまた若い!!

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by hobomovie | 2017-06-04 22:34 | 日本映画 | Comments(0)