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隣る人<2012>

d0088211_18274520.jpgアジアプレス・インターナショナルの一員として、厳しい状況で生き抜く子どもたちの姿を取材し続けてきたジャーナリスト刀川和也が国内に目を向け、埼玉県の児童養護施設「光の子どもの家」を8年間撮り続けたドキュメンタリーです。
社会福祉にたずさわる人は必見!という評判でしたが、やはり色々考えさせられ、泣かされてしまうほどのいい作品でした。

様々な子ども達・大人達がオープンに登場するのは、精神科クリニックを描いたドキュメンタリー「精神」の時のように、すごいなぁという驚きがありました。みんなのプライバシーは守りたい、でも作品として不自然にはしたくない、施設側と製作者側で様々な葛藤があり、すべてオープンにすることに決定したんでしょう。

パンフレットで設立者でもある菅原理事長も話してましたが、何か悪いことをしたわけでもないのに顔をぼかしたり声を変えたりするのはおかしいだろうと。すばらしい勇気です。
設立当時は周辺住民から反対があったりしたようだし、この作品がきっかけで少しでも偏見や差別が減ってほしいという思いもあるでしょうね…
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というわけで大勢の大人・子どもが出てくる中で、中心となるのは保育士のマリコさんと小学生3~4年生のムツミちゃんとマリナちゃん。マリナちゃんの親は亡くなっているようなんだけど、ムツミちゃんはお母さんやおばあちゃんが健在でありつつ一緒に暮らせないという複雑な状況。カメラはその状況を淡々と撮り続け、施設で暮らす彼らの日常が描かれていきます。

マリコさんは子ども達と寝食をともにしていて、本当に家族みたいだなぁと思いながら観ていたのですが、パンフレットを見るとやはり、職員も施設で生活しているようです。
菅原理事長は「隣る人」という言葉を作った人でもあるんだけど、親を失った子どもが成長するには、とにかく毎日一緒にいる大人が必要で、「隣る」という言葉にはそういう意味がこめられてるわけです。
そういう毎日の積み重ねから初めて「自分はここで生きていていいんだ」という自己肯定が生まれるということなんですなー。
三交替制で子どもは育てられるわけないという、ズシンと重いメッセージ…。ただの理想論じゃなくて、それを実現してるところが本当にすごいと思います。
とにかく、作品の中のマリコさんたちを思い返すと、また涙がにじんできますわ。

施設のあちこちにキリストの絵がかけられていたり、理事長が聖書を持っていたりするので、キリスト教の精神に基づいているんでしょうけども、信仰をもってしても子どもたちのために自分の人生をかけるのはなかなか勇気がいること。
「自己犠牲」という言葉をかみしめる作品でした。
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by hobomovie | 2012-09-23 18:30 | 日本映画 | Comments(0)

gleeみてます

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いやはや、1ヵ月もブログをさぼってしまった。

映画観てないわけじゃないんですけどね~
さぼり癖がついてしまったようで、いかんことです。

そのうち、レンタルで言うなら準新作みたいな、古くは無いけど最新でもないという
ビミョーな作品のことばっかり書くかもしれません。
今公開中のも観たいのがあれこれあるので、それもなんとか古くならないうちに…

さてさて、海外ドラマはあんまり見ない方なんですが、
というか、地上波じゃないと見れないし、録画は基本しないから夜中のも見れないし、
ということで見れるのが限られるという方が正しいかもしれません。

もちろん何本も何本もレンタルするのもちょっとねー。

ということで、数々の条件をクリアしつつ、実はすごーく気になっていた「glee」
春から見てます。いや~ありがとうありがとう、NHK!

アメリカでは2009年から放送が始まっていて、当時から見ていた人からすると今さら?
という感じだと思いますが、ワタクシ3年遅れでたいへん盛り上がっています♪

舞台はオハイオにあるマッキンリー高校で、廃部寸前のグリークラブ(合唱部)にまつわるエトセトラ。
いわゆるハイスクールものなんですけど。
グリークラブの面々が学校の落ちこぼれだけど歌で自信を取り戻すとか、
本当の自分に気づくとか、キャラクターがユニークでなかなか面白い。
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主人公は「ニュー・イヤーズ・イブ」にも出てたリア・ミシェル。
もちろんワタシは、この映画で先に彼女を見たわけです。
映画では見せ場が少なかったけど、ま~、圧倒的な歌唱力でございます。

他にも魅力的な俳優さんがたくさん出てきますが、ワタシ的に発見だったのは
イディナ・メンゼルという女優さん。
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ライバル校のコーチ役だったんですけど、どっかで見た顔だなぁと思っていたら
「魔法にかけられて」に主人公の恋敵役で出てた人でしたね。
さらにワタシの大好きなミュージカル「ウィキッド」のエルファバが代表作の、
本格派ブロードウェー女優さんだというから驚き。
さぞかし「魔法に~」では私にも歌わせろ!と思ってただろうなぁ。


なんといってもこのドラマ、クラブのメンバーで練習する歌がスタンダードから最新ヒット曲まで、
いろんなジャンルを網羅しつつオリジナリティのあるカバーになっていて、めちゃいい感じです。

さらに、ストーリーの途中で歌いだしたりもするんですけど。
それもやはりアリモンの曲のカバーで、突然みんなで踊りだしたりします。
てな具合に基本的にミュージカルなので、苦手な人もいるだろうなぁ。
しかし、かなり楽しめるドラマですね~。
くどいようですが、3年も遅れて何盛り上がっとんねん!と思われるでしょうが。

現在はシーズン1が終わって、まもなくシーズン2が始まろうというところ。
引き続きよろしくお願いしますよ、NHKさん。
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by hobomovie | 2012-09-14 23:19 | 日々のこと | Comments(0)