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タイム<2011>

d0088211_852425.jpg遺伝子操作に成功し、25歳以降年をとらなくなった近未来。
永遠に若い体と引き換えに、すべての人は25歳になると左腕に寿命が表示され、時間ぎれになると死んでしまう。
体に刻まれた時間は寿命であるとともに通貨でもあり、スラムゾーンの人々は毎日あくせく働いて時間を稼ぎ、衣食住も時間で払う。一方で、ごく少数の富裕層はありあまる時間をもてあまし、豪華でありながらも目標や緊張感の無い怠惰な生活をおくっている。
スラムで25歳を迎えたウィル(ジャンスティン・ティンバーレイク)は母と2人で日々の生活をなんとか過ごす時間を稼ぎながら暮らしていた。ある日、富裕層の男から100年を超える莫大な時間を譲り受け、スラムを抜け出しタイムゾーンを超えるのだが…というストーリー。

多くの人があくせく働いて時間を搾取され、ほんの一握りの裕福な人々はあまりに長い人生を無意味に過ごす。永遠の若さは、果たして人を幸せにするのか?一部の人の幸せのために、その他大勢が不幸になるのは正しいことか?
日本でも昔から手塚先生の「火の鳥」なんかで描かれ続けている「不老不死」というテーマ、長年の人間の夢でありながら、それが人を本当に幸福にするのかどうか。西洋でももちろん、色んな人が取り上げてきたテーマですが、今回はそれが貧しい人たちの犠牲の上に成り立つというのがポイント。
考え出すと奥の深い、いいアイテムやテーマがごろごろの作品でした。

しかし!ストーリーがどうにもこうにも、いきあたりばったりというか、無理やりサスペンス感を盛り上げてるというか。俳優も良かったのにねぇ、なんとも残念でした。
「近未来型ボニー&クライド」というのがしっくりくるキャッチフレーズですかね。
根本的な問題は何も解決しないという、驚きのエンディングでした…

監督のアンドリュー・ニコルでは「ガタカ」や「トゥルーマン・ショー」の方がだんぜん面白かったですね。
アマンダ・セイフライドは「マンマ・ミーア!」以来で観ましたが、嘘みたいにおっきな目が意外とSFむき。「トロン」のオリヴィア・ワイルドも相変わらず、CGのようにキレイでございました。
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by hobomovie | 2012-03-14 08:53 | 外国映画 | Comments(0)