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フォレスト・ガンプ 一期一会<1994>

d0088211_10222540.jpg軽度の知的障がいと下肢障がいを抱え、いじめられっこだったフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)少年が成長し、アメフトの全米代表選手になるわ、ベトナム戦争で活躍するわ、卓球でオリンピックに出場するわ…という数奇な運命をたどるストーリー。

そこに1950~80年代に活躍した著名人(プレスリー、ケネディなど)とフォレストが出会ったり、様々な歴史的事件とフォレストが関連していたりと、盛りだくさんで面白い作品でした。
当時の流行曲がたくさん使われていて、サントラCDもヒットしたようです。
フォレスト本人は自らの運命を淡々と受け入れているだけなんだけど、そうしたひとつひとつの出会いを大切にしよう的なフォレストイズムが、公開当時はちょっとした社会現象になりましたねー。
「一期一会」というサブタイトルが幸いしたか。

ワタシ的には娯楽作品といった印象が強かったので、アカデミー賞で監督・脚本・主演男優など数々受賞したときには、そんなに!?と驚きを隠せませんでした。
アカデミー賞はアメリカの状態(思惑?)を映し出すと言いますから、この頃はなんでしょうね。今の50代前後の世代が、俺たちの歴史を振り返り、ビバ・アメリカ!!と盛り上がりたかったんでしょうか。

フォレストが華やかな人生をおくる一方で、彼が子供の頃から大好きだった女性ジェニー(ロビン・ライト)は父親からの虐待が原因で親戚にひきとられ、大人になってからもヒッピームーブメントの中反戦運動に参加したり、ストリップ劇場で働くはめになったり、アメリカの暗い面を凝縮したような人生を歩みます。
近づくことはあっても、最後まで交わることが無かったフォレストとジェニーの人生、この対比はなかなか興味深くて、感動的でした。

USJ前のショッピングモールに、「フォレストがエビ漁で一財産稼いだあとオープンしたお店」という設定の、シーフードレストラン「ババ・ガンプ・シュリンプ」があります。(ちなみにフォレストはそのお金をリンゴ農園に投資するのですが、それが実はMacのアップル社でさらに大もうけ、という展開になっています。)
一度行ってみなくてはと思いつつ、なかなか機会が無いです…
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by hobomovie | 2011-08-27 10:32 | 外国映画 | Comments(0)

黄色い星の子供たち<2010>

d0088211_2056569.jpg第二次世界大戦中、フランスにおけるユダヤ人迫害史の中で最悪の出来事と言われる「ヴェル・ディヴ事件」。
1942年にパリのユダヤ人が一斉検挙され、ヴェル・ディヴ(冬季競輪場)に集められ、各地の収容所へ送られたこの事件、フランスを占領していたドイツ軍が強行したものというのが通説でしたが、実は当時のヴィシー政権の協力により行われたものでした。
第二次世界大戦のフランスといえばレジスタンス活動で勇敢にヒトラーと戦ったというイメージなだけに、驚きです。
実際この事実をフランス政府が認めたのはつい最近、1995年なのです。

その事件をえがきつつ、基本的にはフィクションのこの作品ですが、数少ない事件の体験者として実在の人物が数名出てきます。
また監督のローズ・ボッシュが数々の資料を3年かけて調べあげ、それらをつなぎ合わせて作ったストーリーですから、そのすべてが真実という見方もできると思います。

自由と人権の国フランスであっても、ユダヤ人に対する差別や迫害があったという事実に考えさせられました。
戦争、不況、侵略によって、人間はその苦しみや不満をぶつける対象を求めてしまう。時がたっても繰り返されている戦争・差別・迫害に、人類は全然進歩してないよなぁと思うことしきり。

ストーリーは、この事件の犠牲者となったヴァイスマン一家を中心に、検挙→国内移送→国外移送という苦難の道を歩んだユダヤ人たちが描かれています。
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ドイツ軍は成人男女の検挙を求めていたようですが、フランス政府は残された子供の面倒をみきれないという理由で、すべてのユダヤ人が連行されました。
そんな中、別荘で家族と休暇を楽しむヒトラーの様子や、ドイツ軍と取引するフランス政府の様子が挿入され、激しい怒りを覚えました。
結局誰もかれも自分のことしか考えてないのが戦争なんですよね…
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そんな中で唯一心あたたまるのは、この検挙が2万4千人を予定していたのに、実際は1万3千人だったという事実。この作品中でも、なんとかユダヤ人を助けようとする大勢のフランス人がえがかれています。こんな時代に信念を貫くのはさぞかし大変なことだったでしょう…

ユダヤ人医師役でジャン・レノ、赤十字から派遣された看護師役でメラニー・ロランが出演していて、見ごたえ度が増しております。実在のジョー・ヴァイスマンを演じたユーゴ・ルヴェルデは映画初出演だそうですが、すごく良かった!これから期待です。d0088211_20571698.jpg

黄色い星の子供たち
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by hobomovie | 2011-08-08 21:00 | 外国映画 | Comments(2)

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉<2011>

d0088211_21574625.jpg3部作が終了して、もう無いかと思ってたらサクッと4作目が登場しました。
他に観たい作品を優先していたら公開から日がたってしまったので、ワタシにしては珍しくネットでレビューをちょこちょこ見てしまいました。

Ⅰに戻ったようで面白かったという意見や、惰性で4作目まで作りやがってーという意見など、賛否両論でした。まぁシリーズものが嫌いな人はもうええわ、という気持ちかもしれませんね。
Ⅰは純粋な冒険活劇として楽しめたし、Ⅱ・Ⅲは無理やりストーリーを複雑にした感はありましたけど、Ⅲのエンディングはなかなか感動的だったのでそこに至る布石として良かったんじゃないかと思うんですが。

で、観終わってみればⅠに戻ったという感想は納得。Ⅲまではそれとして、新たな冒険を楽しめる作品でした。
ちなみに今回はシリーズ初の3D作品だったんですけど、夜とか暗いシーンが多いから3Dがあんまり活きてないというレビューがあったし、内容的に2Dでいいかな~という感じだったので、2Dで観ました。
やっぱりSFとかファンタジーの方が3Dに合うように思うんですけどねー。レビューで言われてる通り、単純に明るい画の方がいいような。

監督は今回からロブ・マーシャル(「シカゴ」「SAYURI」「NINE」の監督)になったんですけど、まったく違和感なく。若干おちゃらけ度が減ったかな?くらいです。やはりシリーズものって監督の個性出すの難しいですねー。

さて今回の宝物は「生命の泉」、その水を銀の聖杯で受けて飲めば若さが手に入るという、若干インディ・ジョーンズ的なストーリー展開でした。神も仏も無い海賊が聖杯(磔刑となったキリストの血を受けたとされる聖遺物)のパワーを信じてるってのも腑に落ちない感じですが。
シリーズ初となる実在の海賊や、英国王や、人魚なんかもでてきて、盛りだくさんで楽しめる作品でした。
シリーズはまだ続く…のかな?

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉
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by hobomovie | 2011-08-01 21:59 | 外国映画 | Comments(0)