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東京デラックス<1995>

えー、今や太閤・豊臣秀吉としてもおなじみの岸谷五朗。
彼にものすごくハマッてた時期がありまして。
映画やドラマを見るのはもちろん、「東京レディオクラブ」というラジオも大爆笑しながら聞いていたもんでした。
今も好きですが、あの頃の比ではないなぁ…

さて、作品は「月はどっちに出ている」で各賞を総なめにした崔洋一監督が、ふたたび岸谷五朗を主演に迎えて作り上げた、「騙されるより騙せ」を家訓とする詐欺師一家の珍道中ムービー。
ともかく明るくて、楽しい作品だったような…気がします。

崔洋一というと「地と骨」のようなハードな作品の印象があるので、これは異色とも言える軽いタッチのコメディだったのではないかな?実は「クイール」とかも撮ってるんですけどね。

東京スカパラダイスオーケストラの主題歌がすごく良かったですね。
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by hobomovie | 2011-07-23 09:45 | 日本映画 | Comments(0)

プリンセス トヨトミ<2011>

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大阪に「大阪国」という国家組織が存在し、会計検査院の検査官3人がその謎に挑む、というストーリーの、まぁSFファンタジーといえるでしょうか?

万城目学の原作が面白かったので、あれを映像化したらすごいだろうと楽しみにしていました。去年の夏大阪でロケが行われていて、エキストラ募集広告も見かけました。行こうかどうしようか真剣に悩みましたが、男性のみという制約もあったので、結局行きませんでした。
特番で撮影現場の映像を見ましたが、一晩じゅうかかって実に大変そうでした…行かなくて良かった…でも、クライマックスにふさわしい迫力の映像になっていました。みなさまオツカレサマです。

大阪国の存在理由は?実際にはどんな事が行われているのか?という疑問に対する答えは、実はあんまりたいしたことないんですよね。
そういう、ちょっとばかばかしいことを真剣にやっちゃうってのが万城目学イズムだと思うんですけど、映画だとそこがうまく表現できてないように思います。
やはり「大阪全停止」とか、映像的にオイシイとこがクローズアップされちゃいますからねー。
ワタシ的には茶子・大輔の中学生エピソードももうちょっと取り上げてほしかったし、3人の謎解き部分もしっかりやってほしかった。
歴史ロマンだとか家族愛だとか、そういう要素も含まれているけど、そこはさらっと行っちゃっても良かったんだけどなー。検査官・松平の先祖が実は…という映画ならではのオチは良かったと思いますが。
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面白かったけど、万城目映画としては「鴨川ホルモー」の方が勝ちかな。
ちなみに新作「偉大なる、しゅららぼん」は琵琶湖が舞台の超能力ファンタジーでした。また映像化されるかな?

プリンセス トヨトミ
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by hobomovie | 2011-07-16 09:55 | 日本映画 | Comments(2)

奇跡<2011>

d0088211_2115196.jpg奇跡
「ワンダフルライフ」しか劇場で観ていませんが、「誰も知らない」「花よりもなほ」「歩いても歩いても」「空気人形」と、魅力的な作品を作り続けている是枝裕和監督・脚本の新作。

九州新幹線全線開業記念作品というお題で是枝監督が始めに考えたのは、最初の新幹線がすれ違う瞬間を見ると奇跡が起きるという噂を信じて、新幹線を見に来た博多の女の子と鹿児島の男の子が出会うというストーリー。
でも、オーディションでコドモ芸人の「まえだまえだ」に初めて会って衝撃を受けた監督は、二人に合わせて「両親の離婚が原因で鹿児島と博多に離れ離れとなった兄弟が、最初に新幹線がすれ違う場所で待ち合わせる」というストーリーに変えてしまったのでした。
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お兄ちゃんの前田航基はしっかり者ながらちょっと繊細な部分がある。
弟の前田旺志郎は楽天的で明るく、誰からも好かれるお調子者。
そうした兄弟の性格までストーリーに盛り込んで、それぞれの友達を演じた子役たちも含め、子供たちが本当にいきいきした作品になってました。

兄弟が願う奇跡はもちろん「また家族4人で暮らせること」なんだけど、兄弟と一緒に旅をする友達もひとりひとり願い事を持って集まります。
仲間の中でちょっと大人びた男の子は「図書室の先生と結婚したい」と言っていたくせに、実際に言ったのは子供らしい心からの願いで泣けました。

母とその両親(大塚寧々、樹木希林、橋爪功)、父(オダギリジョー)、先生たち(阿部寛、長澤まさみ)、他にも原田芳雄や夏川結衣と豪華なキャスティングでしたが、弟の友達役で樹木希林の孫(本木雅弘の子)が出ていたとネットで見てびっくり!大人っぽくて、いい感じの女の子でした。これから楽しみですな。

あと、誰に聞いても「たいしたことない」って言うけど、「かるかん」食べてみた~い。
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by hobomovie | 2011-07-10 21:17 | 日本映画 | Comments(0)

テンペスト<2011>

d0088211_953456.jpgシェイクスピアものを「タイタス」のジュリー・テイモアが撮った、それだけでもう観に行く動機としては充分でございました。配給が東北新社で、大阪でもあっという間に公開期間が終わってしまいそうだったので慌てて観に行く。

弟の裏切りにより娘ともに国を追われた女王プロスペラが、嵐を起こして自分の元へ弟や現在の王を呼び寄せ復讐するというストーリー。
原作では王がプロスペローという男性なのをあえて女性にしたのは、やはりヘレン・ミレンにこの役をという構想ありきなんでしょうね。復讐のため魔術を身に付け、妖精をあやつる。迫力の役どころでした。

復讐劇である・若い男女はとりあえず恋に落ちる・道化師が登場、とシェイクスピアのお約束をきっちり守ったストーリーで、独特のセリフまわしも加わって舞台をみているようなみごたえがありました。
娘のミランダが絶世の美女っていう設定のわりには…とちょっと思いましたけどね。d0088211_9533011.jpg

そういうクラシカルな雰囲気は保ちつつ、セット・衣装・CGと最新技術を駆使した映像でもあって、大満足でした。

「タイタス」があまりにも残酷な復讐劇だったので、どんな恐ろしいことが起こるのかとドキドキしながら観ていましたが、シェイクスピアはこの作品を通して「赦し」というメッセージを残しているのだそうで。
後でパンフを読んだときには、もー早く言ってよ~と思いましたが予備知識が無かったからこそテーマの重みが感じられました。
結果オーライです。

テンペスト
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by hobomovie | 2011-07-02 09:55 | 外国映画 | Comments(0)