<   2011年 06月 ( 2 )   > この月の画像一覧

エクレール お菓子放浪記<2011>

d0088211_1031139.jpg震災前の東北でロケが行われ、失われた景色を観ることができる映画。
ほぼそれだけの予備知識で観に行ってきました。

昭和18年東京、家族のない少年アキオが孤児院を飛び出すところから始まり、盗みをはたらいて感化院に入れられ、里親にひきとられ、家を出て旅芸人の一座に拾われ…太平洋戦争末期を生き抜いたアキオの放浪記でした。

ヘビーな内容にそぐわない「エクレール」や「お菓子」といったキーワードは、感化院で出会った陽子先生、先生から教わった歌「お菓子と娘」、先生にもらった「お菓子の作り方」という本といった、つらい人生の中でアキオが大切にしてきたことを表しています。
日々の食料にもことかく毎日で、たまに口にすることができるお菓子はアキオにとって幸福の象徴であり、誰でも平等にお菓子を食べられる世の中がきっと来ると信じています。
お菓子=平和というわけですね。

ロケ地はどこも美しくて、この景色がなくなってしまったのかと思うと胸が痛みます。
これのためだけでも、観る価値のある作品かなと思いました。
d0088211_1033832.jpg

平日の朝イチの回だったので周りは年配の人だらけで、始まって30分もしたらすすり泣きの声がきこえてくるという「母べぇ」状態でした。
やはり太平洋戦争ものは、一定年齢以上の人には特に胸に迫りますな~。

映画全体としてはセリフまわしやなんかが少々古臭い感じで、昔の映画みたいになっちゃってました。
特にアキオ役の子が舞台出身のせいか常にパワー全開で、ん~、もうちょっと淡々と自然な方が良かったんじゃないの?と思います。
テーマも舞台もすごくいいだけに、ちょっと残念。

かわいい陽子先生を演じていたのは早織という女優さんで、どっかでみたな~と思ったら「舞妓Haaaan!!!」で舞妓の駒子を演じていた人でした。あの後見かけないなぁと思っていたので、ご活躍ぶりを観れて良かったです。

エクレール・お菓子放浪記
[PR]

by hobomovie | 2011-06-18 10:04 | 日本映画 | Comments(0)

ブラックスワン<2010>

d0088211_1034576.jpgナタリー・ポートマンなんていう知名度のある女優がアカデミー賞主演女優賞をとったというのに、当時はあまり騒がれませんでしたね。
「ソーシャル・ネットワーク」や「英国王のスピーチ」ばかり話題になっていたような。
日本公開がまだ先だったからかもしれないけど、「レオン」から彼女を観ているワタシとしてはもうちょっと盛り上がってほしかったなぁ。

ニューヨーク・シティ・バレエの新シーズンオープニング演目「白鳥の湖」で、白鳥・黒鳥の両方を演じるプリマに抜擢されたニナ(ナタリー・ポートマン)。監督からのプレッシャー、前プリマとの確執、ライバルの存在、母からの期待…あらゆることに追い詰められたニナは、徐々に精神を蝕まれていき、ついに初日をむかえるのだが…というストーリー。
d0088211_10354554.jpg
ほとんどがバレエスタジオ⇔ニナの家で展開され、閉ざされた世界でニナが苦しんでいる様を見続けるという、なかなかしんどい作品でした。
バレエダンサーが過酷な世界であるのは想像に難くないけれど、こ、こんなに!?と驚きを隠せず。指やら爪やら、痛いポイントに狙って攻めてくる映像なもんで、思わずスクリーンから目をそむけたくなるシーンもありました。
どこまでが現実だったのかな…とつい考えてしまいますが、ニナにとってはすべてがリアルであったと。ああつらい。
性的な表現も結構キツくて、そりゃーR-15つきますわといった感じでした。
d0088211_10384945.jpg
そういったことを経て、最後の舞台シーンはやはり圧巻で感動しました。
ボディ・ダブル(代役)疑惑とかもあるようですが、やはりナタリー・ポートマンの熱演は拍手もんでしょう。あれだけの体を作り上げるだけでも大変なことだと思います。
特に黒鳥のダンスはCGも効果的に使われて、すごく良かった。
これぞ映画の醍醐味ですね。

前プリマ役でウィノナ・ライダーが出てました。かわいそうな役がハマりすぎて、これまたつらいっす。
d0088211_10362822.jpg
ブラック・スワン
[PR]

by hobomovie | 2011-06-04 10:42 | 外国映画 | Comments(0)