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アメリ<2001>

d0088211_10181796.jpg初めてこの作品を観たのは、ちょうど10年前。梅田ロフト地下にある小さい映画館で、あまりの人気に立ち見という状態でした。
たしかこの作品、半券を持って行けば割引で観れるというサービスがあって、職場で先に観た人から半券をもらい、仕事終わりに出かけた記憶があります。
普通なら立ち見なんてしんどいからあきらめるところなんだけど、評判が良かったし、もう上映終了近かったんだったかな?121分、立って観続けましたよ。
あれ以来立ち見なんてしてないよなぁ~

ストーリーは、モンマルトルにあるカフェで働く内気な女性アメリが、様々な出来事を経て自分の殻を破り、もっと人生を楽しむように変わっていくというもの。

あ~、いかにも女性むけっぽい、自己啓発的な?自分を見つめなおそう的な?と、それ系が苦手な人に敬遠されそうなんだけど、そこはブラックユーモアの大家ジャン=ピエール・ジュネ監督作品ということで、一筋縄ではいかないキャラクターが次々と登場。
テーマは直球でも表現が変化球すぎて、ついていけない人もいるかも。
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アメリの部屋にかざってあるミヒャエル・ゾーヴァの作品(絵や、電気スタンド)がステキだったし、さりげなく使用されるCGも良かった。
そんなこんなでワタシのお気に入りの作品で、たまに観たくなるのでDVDを購入、「好きな映画は?」と聞かれると必ず5本指に入ります。

始めに書いたとおりこの作品、フランス映画としては異例のヒットを飛ばしたんですが、配給したアルバトロスという会社にまつわるエピソードは笑えます。
以下、ウィキペディアから引用。

日本でこの作品を企画時点で買い付けた配給会社アルバトロスの叶井俊太郎は、この作品を「ジュネ監督の過去の作品同様ホラーで、主人公が人肉を食べる映画」だと思いこんでいたという。当時はゲテモノ映画の配給で知られていたアルバトロスが買い付けの意志を見せると、他の配給会社はアメリをゲテモノ映画であると勘違いしこぞって手を引いたため、最終的にアルバトロスが配給元となり、大きな収益を上げることになった。叶井自身も買い付け後に勘違いしていたことに気づき、通常予告編を発注する際に下請け会社に対して映画をどのようなイメージを伝えて売り込みたいかを事細かに伝えて依頼するものであるが、本作においては担当に一切注文を出さず「好きに作って良い」と投げっぱなしにするという異例の出来事もあった。

何度見ても、おもしろエピソードやなぁ。
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by hobomovie | 2011-05-21 10:20 | 外国映画 | Comments(0)

イリュージョニスト<2010>

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イリュージョニスト
映画好きを公言してはばからないワタシですが、逃している名作というのはもちろん多々ありまして。知識としては知っているものの観ていない、ジャック・タチの「ぼくの伯父さん」もそんな作品のひとつです。
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彼を敬愛するアニメ作家シルヴァン・ショメが、タチの残した脚本を元に作り上げたのがこのアニメ作品です。
1950年代のパリ、老いた手品師タチシェフは三流劇場や場末のバーで細々とマジックを披露している。ひょんなことから訪れたスコットランドの離島で、タチシェフのことを魔法使いと信じる少女アリスがタチシェフの旅についてきてしまって…というストーリ。

老人と少女の交流を描いたハートウォーミングな展開も無く、ドサ回りの生活から成功をおさめるサクセスストーリー的な展開も無く。ひたすら淡々と、言葉の通じない二人の生活と、時代に取り残されていく手品師の人生が描かれていました。
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アリスは女性の嫌な部分が凝縮された感じのキャラクターなんだけど(しかもそれを、無意識にやってるのよね~あぁ胸が痛む…)、彼女をとても大切にするタチシェフ。
彼の残り少ない人生に幸あれと願わずにはいられない。
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ところどころCGが使われたりして、映像はとても凝っていてみごたえアリの作品でした。他のショメ作品も観てみたいな。

<おまけ>
イリュージョニストつながり、という訳ではないんですが「幻影師アイゼンハイム」(原題は「The Illusionist」)をレンタルでみました。時代物・ラブストーリー・サスペンス、全てのエッセンスがうまく活かされて面白かった。劇場で観れば良かったなぁ~。
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by hobomovie | 2011-05-14 09:59 | 外国映画 | Comments(0)