カテゴリ:外国映画( 231 )

怪物はささやく<2017>

d0088211_23264577.jpg

病気の母とふたり暮らしのコナー少年。
ある夜、家の窓から見える墓地に立つ大きなイチイの木が怪物となってコナーの元にやってくる。
怪物が3つの物語を話し終えたら、4つ目の物語はコナーが真実の物語を話すのだという。怪物は毎晩12時7分になるとコナーの前に現れるのだが…というストーリー。

コナー少年のお母さんはかなり深刻な病状で、ふたりの暮らしに大きな影を落としている。
母の母である祖母は厳格でとても一緒に暮らしたくないし、父は新しい家族とアメリカで暮らしていてコナーをひきとってはくれない。
さらに学校では毎日いじめを受けていて、もうどうしようもなくかわいそうなコナー少年。

怪物が現れることで、彼の人生は果たしていい方向にむかうんだろうかと心配しながら見守る作品でございました。なにしろプロデューサーが「パンズ・ラビリンス」を手掛けた人だけに衝撃の結末もありえるかと思ってましたが、もとが児童文学なこともあってか、ややダーク程度におさえられてました。ほっ。

d0088211_23280262.jpg

怪物が話す物語は、コナー少年が描いた絵をアニメーションにしたようになっていて素敵でした。ダークで摩訶不思議な世界が良かったです。エドワード・ゴーリーとか好きなワタシ好みでした。

d0088211_23271875.jpg

コナーのお母さんをフェリシティ・ジョーンズが演じているのですが、当たり前ながら「ローグワン」のイメージとまっったく違っておりまして、女優魂を感じました。どうでもいいですが彼女、元ちとせに似てませんか。
d0088211_23283873.jpg

祖母はシガニー・ウィーバーが演じていて、お母さんが入院したからといって絶対一緒には暮らしたくないおばあちゃん・全英ナンバーワンでしたね。それでも娘や孫を思う気持ちがそこに隠れていることに、最後には気づかされました。
いいストーリにいい映像にいいキャスティング。いい映画でしたね。

[PR]

by hobomovie | 2017-06-24 23:33 | 外国映画 | Comments(0)

美女と野獣<2017>

d0088211_20552127.jpg

ディズニーアニメの名作「美女と野獣」(1991)を、ご当家ディズニーが実写映画化。
ヒロインのベルは、ハリーポッターシリーズのハーマイオニーことエマ・ワトソンが演じるというので楽しみにしていました。

ストーリーはほぼアニメ通りですが、王子が野獣に変えられお城に呪いがかかるところが、冒頭でしっかりえがかれて面白かったです。あと、呪いがとけるところも今回の映画ならではだったかと。
ベルの母にまつわるエピソードも新しかったですね。

さらに新曲が3曲加わり、世界中の舞台で演じられてきた経緯もあってか、ミュージカルの要素がとても強くなったと思いました。
舞台をみているように、1曲ずつ拍手したくなる感じです。エンディングは、もちろん喝采ですよ。
ミュージカル好きにはとてもおすすめしたい作品でした。

今回はワタシの強力なプッシュで字幕版を観て、小3姪っ子を無理やりつきあわせた感がありましたが、字幕で観てほんと良かったなーと思っています。
なにしろ、執事のルミエールがワタシの大好きな「ムーラン・ルージュ」で美声を披露したユアン・マクレガーなわけなのですよ。
呪いがかけられている間はずっとCGなので、声を聴こうと思ったら字幕版しかないわけなのですよ。

エンディングでカーテンコールのようにひとりずつ紹介されるところもすごく良かったんですが、ガンダルフ(イアン・マッケラン)出てたんかい!とかエマ・トンプソンやスタンリー・トゥッチも!という驚きと楽しさがありました。

ガストンも絶対みたことある人だなーと思ってましたが、「ホビット」でおめにかかったルーク・エヴァンスでした。ハマってて良かったですね。

[PR]

by hobomovie | 2017-04-23 21:03 | 外国映画 | Comments(0)

ローグ・ワン スターウォーズストーリー<2016>

d0088211_21482906.jpg
スターウォーズシリーズは子供の頃からずっと好きですけどそれほど詳しくはないもんで、去年ひさしぶりにエピソード7が公開になったから次はてっきり「8」だと思い込んでいました。
まさかの、「3.5」がやってきましたよ。

1977年に公開になった「スターウォーズ」は全部で9つあるエピソードのうちの「4」だったわけですが、そこでは帝国軍の巨大兵器デス・スターの設計図が盗み出され、それをめぐる同盟軍との戦いが描かれています。
今回の「ローグ・ワン」はその設計図がどうやって盗み出されたのか、というストーリーで、まさに「4」へつながる重要な作品でございます。
でも「エピソード」がついていないので正式なシリーズではなく、スピンオフ的なものだとかなんとか。だからといって、決してちゃちな作品ではなかったでございますよ。

設計図を盗み出すストーリー展開は想定の範囲内ではあるっちゃあるものの、デス・スターの設計者にここまで奥深い思いがあったとは!そこ重要なポイントでした。
つっこみどころもあるはあるんですけど、感動的でいいストーリーやったと思います。「4」のサブタイトル「新たなる希望」につながるところが、にくいねにくいねー。

そしてエピソード7からこっち、ちらっと見たことはあるけどそんなに有名じゃない俳優さんがそろってて新鮮です。
アジア映画界ではドニー・イェンはスターですけどもね。みんなすごく魅力的なキャラクターを演じてました。
新しいロボットキャラクターK-2SOも良かったですね。ビジュアルはやや浦沢直樹感がありましたけどね。
そしてそして、「4」にいちばん近い時期をえがいているだけあって、おなじみのキャラクターやアイテムがそこかしこに!という楽しさがありました。
ダースベイダーやR2-D2・C3POが出てくるのは当然として、レイア姫の育ての父ちゃん出てたよね?ターキン提督やレイア姫にいたっては、もういちどじっくり見たいですね。宇宙戦争や惑星の映像もすごかったけど、なによりそこでCGってすごいよなーと思いました。

[PR]

by hobomovie | 2017-01-08 21:50 | 外国映画 | Comments(0)

ハドソン川の奇跡<2016>

d0088211_21225037.jpg
ハズさない男、トム・ハンクス。
最近は船長とか弁護士とか世界的アニメクリエーターとか実在の人物ばかり演じてらっしゃるようですが、今回はまたしても実在の人物。
しかも、旅客機が真冬のハドソン川に不時着した事件と言えば世界中誰でもああ、あの!となるサレンバーガー機長が今回の役どころです。
しかもしかも、監督は毎年名作を送り出しているクリント・イーストウッドときた。これは観ないわけにはいきませんな。

2009年1月15日ニューヨークのラガーディア空港を飛び立った飛行機は、マンハッタン上空で鳥の群れが衝突し両エンジンが故障してしまう。
離陸した空港やその他の空港へ向かうことは無理だと判断した機長は、ハドソン川へ不時着することを選び、乗客乗員155人のうち1人の死者も出なかった。
物語は事件の後、飛行機がマンハッタンへ墜落する幻覚を見たり、英雄視されたりしてつらい思いをしているところから始まります。

とにかくていねいに描かれている作品で、主役のサリー機長はもちろん、彼の家族や副操縦士のジェフ、事故の様子や国家運輸安全委員会による調査などなど、全てがきっちりしてました。
事故当時は日本でも大きく報じられてましたけども、まさかそのあとこんな追及を受けていたとは、全然知らなくて驚きました。結末を知らないので、最後までどうなるんだか気の抜けない展開でした。

とりあえずこの事故そのものが嘘のような本当の話しだもんで、それ以上驚きの展開も無いわけですが、これが実話のパワーですな。しみじみいい作品だったなぁと思う映画でした。

[PR]

by hobomovie | 2016-11-03 21:24 | 外国映画 | Comments(0)

ペット<2016>

d0088211_21414652.jpg

自分たちが留守にしてる間ペットはどうしてるのかなーというのは、動物を飼ってる人なら誰でも気になるところ。それをテーマに、面白おかしいアニメがやってきましたよ。
動物好きのワタシとしては予告編をみて気になってましたし、同時上映が「ミニオンズ アルバイト大作戦」ってことで、小学生の姪っ子と一緒にうきうきと出掛けてきました。
ミニオンでおなじみの、イルミネーションのアニメです。

とにかく全編動物たちがかわいくて、もーキュンキュンものでございました。
CGアニメで毛並みとかもリアルですしねー。
終わったあとは、姪っ子とどのコを飼いたい?なんて盛り上がりました。

吹き替えもバナナマンを筆頭にみんな良かったです。

え、ストーリー?えーとえーとですね、人間の知らないところで動物たちがコミュニケーションをとってる世界のおはなし。主人公の犬のマックスのおうちに新しい犬デュークがやってきて、反発する2匹。ところがトラブルに巻き込まれて協力し合ううちに仲良くなる2匹。マックス達のため、団結して助けに向かう友達のペット達。あれ?こんなお話なんか知ってるー!まんまトイストーリーやないかーい!!という展開でしたが、かわいかったから許す。
続編も決まったそうで、楽しみですね。

原題は「The Secret Life of Pets」 ペットたちの秘密の暮らしってとこでしょうか。今回は珍しく、端的に「ペット」で良かったかも。ピクサーアニメとかだと、原題があまりにシンプルでびっくりすることが多いですが、いつもの逆パターンですな。
d0088211_21421372.jpg

[PR]

by hobomovie | 2016-10-02 21:43 | 外国映画 | Comments(0)

シング・ストリート 未来へのうた<2016>

d0088211_22285489.jpg

トホホなサブタイトルはとりあえず置いといて、ミュージシャン監督、ジョン・カーニーによる音楽大好き映画がまたやってきたということでウキウキと観に行ってきました。

前作「はじまりのうた」がアルバム作ろうぜだったのに対し、今回は完全にバンドやろうぜな作品でした。
舞台は80年代アイルランドのダブリン。
親の経済事情で公立の男子校に転校することになったコナー少年。
先生は怖いわいじめっこには目をつけられるわ最悪な状態の中、学校の門の前にいつもいる美女・ラフィーナの気をひくためにバンドを始めるというストーリー。

コナーを含めバンドメンバーを演じた少年たちはほぼアイルランド出身、長編映画は初めてといった新人たちでしたが、みんなすごく良かった。
特にバンマス的な存在となるギタリストのエイモンを演じてた子は、コリー・フェルドマンを彷彿とさせる雰囲気があってお気に入りでした。

バンドで演奏する映画オリジナル曲もいい曲ばかりだったんですが、ちょいちょい登場する80年代の曲もまた良くて、またしてもサントラを買ってしまいました。
前作もそうだったけど、エンディングがどうこうじゃなく、そこに至るまでの過程がいちばん面白いという。
アタリの映画でしたね。

パンフレットはLP版サイズになってます。オシャレ~♪
[PR]

by hobomovie | 2016-09-11 22:28 | 外国映画 | Comments(0)

踊るアイラブユー♪<2015>

d0088211_2232767.jpg

いやねぇ、タイトルがいまいちだと思うんですよ。
南イタリアのリゾート地を舞台にしたゴキゲンなミュージカル映画で、ゴキゲンな感じを演出したかったのはわかるんですけどー。
原題の「Walking on Sunshine」まんまの方がよっぽど良くないですか。「はじまりのうた」とか「サンシャイン 歌声が響く街」とか、女性客を取り込みたいんだかなんだか知らないけど、センスがちょっとねぇ、という邦題が多い今日この頃ですな。
それぞれ作品が良かっただけに余計にそう思います。音楽映画、ミュージカル映画をバカにすんない!!って、配給会社がつけてんでしょうけどね…

さて、原題からカトリーナ・&ザウェイブスの曲が思い浮かぶ人は、十分にこの映画を楽しめる可能性があるでしょう。他にもマドンナやワムや、80年代の名曲が数々登場する、とにかくゴキゲンなミュージカルでございます。
オリジナルではなく、すでにある曲を使うミュージカルをジュークボックス・ミュージカルというそうですが、「ムーラン・ルージュ」あたりがその最初だったんじゃないでしょうかねぇ。ワタシはオリジナルのミュージカルも、こういう感じなのもどっちも好きです。

ストーリーは、南イタリアのプーリアに転居した奔放な姉・マディを訪ねた妹のテイラー。かつてひと夏の恋をともにしたイケメン・ラフがそのことを知らない姉と結婚することになっていて…という三角関係ラブストーリー。
ストーリー自体には目新しさはないものの、プーリアというロケーションが最高でございましたな。
主役の姉妹が「シカゴ」のレニー・ゼルヴィガーとキャサリン・ゼタ・ジョーンズを彷彿とさせる雰囲気で良かったけど、まっったく知らない女優さんでした。
曲がメジャーな分、キャストがマイナーな感じ?友達役のミュージシャン、レオナ・ルイスくらいしかマジ知りませんでしたとも。
でも、みんな良かったし、なにより名曲ぞろいだし、なかなか楽しい作品でした。つくづくタイトルがねぇ…しつこい?
[PR]

by hobomovie | 2016-05-14 22:27 | 外国映画 | Comments(0)

バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生<2016>

d0088211_104635.jpg

「ダークナイト」シリーズのバットマンは、クリストファー・ノーラン監督の世界観がドハマリしたすごくいいシリーズで大好きです。
一方「マン・オブ・スティール」のスーパーマンはというと、せっかくのザック・スナイダー監督の個性があんまいかされてないというか、割と予想通りの展開が続く作品で、ワタシ的一番のみどころはスーパーマンの地球上の両親をケビン・コスナーとダイアン・レインが演じているというところ、てなもんでした。

さて、そんなバットマンとスーパーマンが戦うという。
こっちはDCコミックスですが、ライバルのマーベルでもアベンジャーズが仲間割れして戦うという作品が同時期に公開になっていて、業界じゅうバトルロイヤルという構図がなかなか面白い今日この頃です。

バットマンとスーパーマンについてはこれといった説明もなくストーリーがどんどん進んでいきますので、今までの作品の知識はある程度あった方が良いでしょう。
特に「マン・オブ~」のラストの戦いがふつーに出てきますので、観てなかったら「はて?」となるような気がします。

ワタシはさほどアメコミに詳しくないのですが、どうやらここからジャスティス・リーグというシリーズが始まる模様ですね。
「ダークナイト」をひきずってあのダークな雰囲気とかちょっとはあるのかなぁと思ってましたが全然でしたね。バットマンは今回ベン・アフレックに引き継がれていて、この人こんなにアゴ出てたっけ、と改めて顔に釘づけになりつつ、ザ・アメコミっぽくなったなぁとしみじみ感じました。
ワンダーウーマンまで登場して、えらい盛り上がりよう。このくだりもほとんど知らなかったので、ちょっと面白かったです。おお~と拍手したくなる感じ。

しかし2人が戦ってると若干バットマンに肩入れしてしまうのはワタシがダークナイト好きのせい?バットマンが人間のせい?いやいや、スーパーマンのオレサマ感に拍車がかかっているせいですよな。
悩むと北を目指してしまうあたりは地球育ちぽさが出ていますが、非の打ちどころがないルックスとかー、ヒーローなのに恋人最優先で活動しちゃうところとかー。ちょっと共感できないんだよなぁ。
d0088211_10462792.jpg

敵役はハリウッドの二宮君とワタシが勝手に呼んでいるジェシー・アイゼンバーグで、この人こういう役やらせたらハマるよなぁ、ニノさんもやってみたらいいのに、と思いました。

バットマンの中の人・ウェイン社長の苦しみを映像化したところとか、お得意のアニメアニメした部分もあって、全体的には「マン・オブ~」よりもスナイダー監督ぽさがあって楽しめる作品でした。
[PR]

by hobomovie | 2016-04-23 10:47 | 外国映画 | Comments(2)

パディントン<2014>

d0088211_22295592.jpg

イギリス生まれの児童文学「くまのパディントン」。その実写映画化作品ということで、ロンドンへ旅行したときパディントンのホテルに泊まったワタシとしてはハズせない!と観に行ってみました。
その時はパディントン駅が工事中で、くまのパディントン像は見られなかったんですけどね…
そして原作は、読んだことないんですけどね…

ペルーから船に乗ってロンドンへやってきた、1匹のくまのこども。
彼は英語を話すことができるくまなのです。
身寄りのない彼をブラウン一家がひきとることになり、パディントン駅で出会ったことからパディントンと名付けて家に連れて帰るというストーリー。

まぁ、これだけだとそのまま童話っぽいんですけども。
そこへ、ペルーでのパディントンの生い立ちや、ロンドンへやってきた訳、パディントンを育てたおばさんくまの思いなど、予想外の展開が用意されておりまして、どっこい感動的な物語になっておりました。
なにせ本を読んでないのでどこまでが原作どおりなのか全くわからないんですけども。

小1姪っ子と一緒に観るので吹替え版だったんですが、松坂桃李くん演じるパディントンが、まー良かったですね。
とっても礼儀正しくて、おじさんの赤い帽子を何より大切にしてて、おばさんに書いてもらった札を首からさげて…あぁまた涙が出ますよ。
ブラウン家ではお母さんだけが最初からパディントンの味方だったんですが、様々な出来事を経てみんな心を開いていくところも良かったです。舞台がイギリスってこともあって、メリー・ポピンズを彷彿とさせます。頑固おやじも出てくるし。

パディントンを狙う悪役・ミリセントをニコール・キッドマンが全力で演じてるのも面白かった。
ミリセントが天井からワイヤーで降りてくるとかミッション・インポッシブルのパロディ的な展開がありましたが、元ダンナには許可とってます?大丈夫??
パディントンは帽子がキーアイテムだからか、インディ・ジョーンズをパロってるとこもあって、映画好きにはたまらんでした。
とにかく、単なる子供向け映画で終わらない作品でした。
またロンドン行きたくなりました。
そして、原作読もうっと。

<おまけ>
パディントン駅では、ホテル側からばかり出入りしていたら、これはメインの出口ではないことにかなりたってから気づく。
d0088211_22321511.jpg

といってもメイン側は絶賛工事中で、パディントンくんはシルエットのみ。
d0088211_22331251.jpg

駅のホームはこんなんでした。ステキ~
d0088211_2234098.jpg

ブラウン家はプリムローズヒルで撮影されたそうですが、ワタシの行ったノッティングヒルにも似た雰囲気のおうちがありました。
d0088211_22362461.jpg

映画にはポートベロー・マーケットが出てきましたが、予定が合わなくて行けなかったんですよねー。悔やまれる…
[PR]

by hobomovie | 2016-02-21 22:44 | 外国映画 | Comments(0)

ブリッジ・オブ・スパイ<2015>

d0088211_2375172.jpg

かねてから、トム・ハンクスが出ている映画に大ハズレなしと思ってました。
近頃では「ウォルト・ディズニーの約束」「キャプテン・フィリップス」のような実在の人物を演じる作品が印象的。SFでも「アポロ13」なんかもあるけど「クラウド・アトラス」も意外と良かったし、かつては「めぐり逢えたら」みたいなラブコメも楽しめましたよね。
誰でも楽しめるような作品でありながら、映画ファンも認めるようなレベルの作品でもあるという。これはやっぱトム・ハンクスがすごいからなのかな?
こんなPVでダンスしちゃうとこも好きです。



さてさて、今回はまた実在の人物を演じています。
米ソ冷戦まっただなかの1957年。FBIに逮捕されたロシアのスパイ・アベル(マーク・ライランス)が法廷で裁かれることになり、その弁護士として選ばれたジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)。
ソ連に捕えられたアメリカ人パイロットとの交換がストーリーのメインかと思っていたんですが、アベルが逮捕されるところから丁寧に進んでいき、その裁判はとても興味深いものでした。

アメリカ国民全体がソ連を憎んでいて、その弁護をするドノヴァンやその家族にも誹謗中傷が向けられる。自由の国アメリカでもこんなことになるのかと悲しくなりました。
自らがどうあるかを他の人たちに示すことが大切であるとか、アメリカ人がアメリカ人たる所以は憲法を守っているかどうかだとか、ドノヴァンの言葉が胸にしみましたなー。

その後スパイ同士の交換のため交渉が行われるのですが、舞台となった東ドイツはベルリンの壁がちょうど完成する頃。米ソ→東西ドイツの対立が複雑に入り組んで、果たしてドノヴァンはどうなるのかハラハラする展開でした。
冷戦時代の作品ってあまりみたことが無かったですけど、第二次世界大戦が終わっても、戦争は決して終わっていなかったんだと改めて感じました。そして現在に至るまで、ずっと終わっていないんだなぁ。

テーマは重いけどストーリーがいいし、感動的だし、実話ってとこに我らがトム・ハンクスが説得力をもたせてるし、いやー新年からいい映画を観ました。
ちょうどアカデミー賞ノミネートが発表となって、助演男優賞や作品賞で選ばれてます。楽しみですね。
[PR]

by hobomovie | 2016-01-15 23:11 | 外国映画 | Comments(0)