この世界の片隅に<2016>

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「夕凪の街 桜の国」というマンガを初めて読んで以来、こうの史代はずっとワタシの中の好きな漫画家リストに並んでおりました。
この作品も「夕凪~」と同じく太平洋戦争中の広島を描いてますが、舞台が呉なことと、上・中・下からなる少し長めな話しなことからちょっとおもむきが違っております。原作は、広島から呉へお嫁に行ったすずさんの、戦時中で大変なことが色々ありがらも明るく暮らす様子が淡々と描かれています。
もちろん戦争の行く末は誰もが知っているわけですが、広島に原爆が落とされる前は、海軍基地のあった呉の方が大変な空襲があったというのはこの作品で初めて知りました。
悲しい結末が待っている予感はしつつも、すずさんの日常を描いているところが大好きだし、ちょっとファンタジックな部分もあったりして、果たしてこれがアニメ映画になるというのはどうなのか少々不安に思いつつ劇場へ。

結果、原作ファンのワタシも大満足、席からしばらく立ち上がれないほどの感動でございました。
いやもーね、タオル持って行った方がいいですよみなさん。
企画の始動から6年、クラウドファウンディングで資金を集め、原作の雰囲気を残しつつ、映像ならではの演出がすごく良くて、主演の能年玲奈あらためのんを始めとした声優陣、コトリンゴの絶妙な音楽と、すべての要素が作品を高みへと押し上げてましたね。
数年前にドラマ化されたりもしてましたけど、それよりも断然良かったっす。
今年アニメと言えば「君の名は」でしたけど(まだ観てませんけど)、全然違う作風だけど、なんとか多くの人にこっちも観てもらいたいものですなー。
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by hobomovie | 2016-12-04 21:04 | 日本映画 | Comments(4)

Commented by push-pull at 2016-12-23 09:36
この映画、昨日の「ぷいぷい」と今朝の「おは朝」で取り上げられていてどちらも監督のインタビューがありました、どちらもベタほめ!
毎日新聞の今年の映画総決算で、売り上げとは別に1位に上げていたのが「この世界の片隅に」でした、続いて「怒り」と私が見ていた「FAKE」
洋画は3本とも知らない映画でした
Commented by まやぞー at 2016-12-27 07:26 x
PUSH-PULLさん、コメントありがとうございます。邦画も、いい作品が多い今日この頃ですよね。この作品は本当にオススメです。
毎日新聞、洋画の3本が何だったのか気になるところであります。
Commented by push-pull at 2016-12-29 16:54
洋画の3本は
「みんなのための資本論」
「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」
「アイヒマン・ショー/歴史を映した男達」

興行収入はぶっちぎりで「フォースの覚醒」でした、アナ雪以来の100億越えだとか
Commented by まやぞー at 2017-01-09 23:02 x
PUSH-PULLさま
洋画3つともみてません…やばし。