キャプテン・フィリップス<2013>

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先月韓国でフェリーが転覆、沈没してしまうという事故がありましたが、そのニュース映像の中で衝撃的だったのは、一目散に逃げる船長の姿。
犠牲になった大勢の乗客のことを思うと怒りを覚えるとともに、この映画をみやがれ!と言ってやりたい。

トム・ハンクスの映画に大ハズレなし、という思いを新たにした、みごたえたっぷりの作品でございました。

2009年4月、オマーンからケニアへ物資を運ぶアメリカの貨物船マースク・アラバマ号は、わずか4人のソマリア人海賊に占拠されてしまう。
20人の乗組員を救うため、フィリップス船長は海賊の人質となるのだが…というストーリーはまとめると簡単なんですけども、すごい点が数々ある作品でした。

まずはこれが実話をベースとしている点がすごい。映画公開時に実物のフィリップス船長をテレビで見たりしてそのお元気な姿を確認しているものの、どうやっても助かりそうにない展開でしたよほんと。

それから、ソマリア人海賊を演じた人たちがすごい。役者ではなく、ソマリア系アメリカ人の素人対象にオーディションを行って選ばれた人たちなのです。彼らが海賊行為に身を投じる背景も描かれていて、さらにリアルになっておりました。
もうとにかくね、常にどなっていて全然話が通じない感じなんですよ。それがすごく怖かった…
フィクションでありながら、ドキュメンタリーを観ているような錯覚に陥りました。
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そして一番すごいのは、キャプテンの決断力です。人質になってしまうのは最後の手段でどうしようもなかった結果であって、そこに至るまで船長として、様々な決断をする場面があるわけです。
息つくひまもないストーリー展開なんですが、立派な船長の姿に胸が熱くなりました。船長ってすげーと、心から思いましたよ。
しかし、残念ながら船長にも色々あるんだ…と最近は思ってますけどね。

最後にもうひとつ、アメリカ海軍が本気出したらすごいってことを付け加えておきましょう。ネイビーシールズって本当に、こんな映画みたいなことやるんやな…!(まぁ、映画なんですけど)
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by hobomovie | 2014-05-11 21:17 | 外国映画 | Comments(0)