恋のロンドン狂騒曲<2010>
ウディ・アレンは前作がパリで、その前には「それでも恋するバルセロナ」も撮ってるし、次回作はローマが舞台らしいし、ヨーロッパに移ってからはひとつの都市をテーマに撮り続ける方針にされたんでございますかね。(日本公開が違うだけで、実際はバルセロナ→ロンドン→パリの順で作られたようですが)
80歳近い巨匠だというのに、年1本のペースで作り続けてるのもすごいよなぁ。
今回の作品、実際に見たような街角の風景が次々に登場するので、ワタシ的にはそれだけでも十分楽しめました。
ストーリーは、老夫婦アルフィとヘレナの突然の離婚から始まり、彼らの娘夫婦サリーとロイ、彼ら4人がそれぞれ出会う男女4人の8人を描いた群像劇。
アルフィは長年つれそった嫁を捨ててド派手なコールガールと結婚しちゃうし、ロイは鳴かず飛ばずの作家でついに盗作はするわ、向かいの美女に手を出して彼女の婚約を破棄させるわ、なかなかのダメ男ぞろいでしたなー。怒りを通り越してあきれちゃいましたわ。
一方の女性陣も怪しい予言者のお告げにハマったり、不倫したり、エリート婚約者を捨てたりと、あ~あ、な感じてんこもりです。
ラブストーリーでありながら、果たして誰が幸せになるんだか?と不安になる展開でした。
最後に「ノッティングヒルの恋人」にも出てきたようなステキな庭が出てきて、ハイドパークはおろか、ホテルの前にあった公園すら見るヒマが無かった今回の旅行、公園でのんびりっていうのもやってみたかったなぁと悔やまれました。
ノッティングヒルは今回の旅行でも行ってきました。
高級住宅街らしくすてきなおうちがずらっと並んでましたが、かわいいお店が並ぶエリアもありました。
この本屋はもちろんはずせません!
ベーカリーカフェ、シーフードレストランとおいしい店もありました。
ジュリア・ロバーツ演じるアナがイギリスを去る前に会見をする「サヴォイホテル」は、コヴェントガーデンへ行く途中で偶然見つけました。
by hobomovie | 2012-12-24 11:10 | 外国映画 | Comments(0)