アカデミー賞でフランス映画が作品・監督・主演男優賞をとったというだけでも驚きなのに、それがモノクロのサイレント映画だという、まさかの作品。映画好きからすっごく良かった!!という評判を数々聞いていたのですが、なかなか行く暇がなくて、ゴールデンウィーク明けにやっと観れました。
サイレント映画からトーキー映画へ時代が移りゆく中、サイレント映画のスター・ジョージ(ジャン・デュジャルダン)も同じく栄光から転落の道を歩む。ジョージがみいだした新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)は皮肉にも彼と入れ替わるように人気を手にしていく…というストーリー。
まぁ王道っちゃ王道のストーリーだし、最近の盛りだくさんな映画を見慣れてしまえばややたいくつな作品かもしれません。でも、今までに観た数々の名作のエッセンスをぎゅっとひとつに集めたような、ある意味豪華な作品だったな~と思います。こういう俳優さんいましたよね。ザ・男前!みたいな。ワタシはクラーク・ゲーブルを連想しますが、観る人によって違うかも。
音と映像に制約がある分、観客の想像力にゆだねられる部分も多いし、一瞬音が鳴るシーンがとても効果的でした。ちょっとびっくりでした。
そしてこの作品を観たら語らずにいられないのが、ジョージの飼い犬であるアギー。パルムドッグ賞やら金の首輪賞やらを受賞した彼の演技がまた感動的で、作品の大きな部分を占めてると言っても過言ではない。でも、この作品を最後に引退だそうです。残念ですね。あっ、あと監督のミシェル・アザナヴィシウスとペピー役のベレニスは夫婦だそうで、これまた映画界の王道な感じです。
オープニング、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」から映画の世界にぐんっっと引き込まれた作品でした。もし映画自体に何の興味も無くてもこの曲が好きな人は観たほうがいいんじゃないかっていうくらい、芸術的な映像でした。

「シュレック」シリーズに登場する「長ぐつをはいたネコ」=プス。
遺伝子操作に成功し、25歳以降年をとらなくなった近未来。
16世紀、フランドルで活躍した画家ピーテル・ブリューゲル。
最後は絵の世界から抜け出し、ウィーン美術史美術館にあるというこの絵から引いて行くというカットで終わります。1つの絵でここまで感じ取れたらすごいよなぁ~。


第二次世界大戦中、フランスで実際にあったユダヤ人一斉検挙。まず彼らが収容されたのが屋内競輪場だったことからヴェル・ディヴ事件と言われています。
タイトルには「4」と付いてませんが、大人気シリーズの4作目でございます。
